※京ちゃんは賭け麻雀によって貸し出されたとでも思ってつかさい


  • 昼休み 臨海女子麻雀部 部室にて


京太郎「……どうしたもんかなぁ」

ネリー「……スゥ……スゥ……」

京太郎「部室の掃除に来てみりゃソファーに先客……そりゃあこの時間は静かだけど、寝に来るとは……」

ネリー「…………スゥ……」

京太郎「完全に寝入ってやがる……清澄の部室なら、ベッドに運んでやるんだけど」

ネリー「……んぅ……」

京太郎「……こうやって静かにしてりゃ、可愛げもあるんだよなぁ……」

ネリー「……きょう、たろ……」

京太郎「あん? 起きたのかネリー……?」

ネリー「……スゥ……ジュース……おごり……スゥ……」

京太郎「寝言か……というか夢でまでたかってんのかよコイツ……!」

京太郎(でもまぁ……ガチガチに緊張してたとこに、コイツが気さくに話し掛けてくれたお陰で、ここの雰囲気に慣れやすかったんだよな……麻雀じゃあキツい事も言ってくるけど)

ネリー「……ぅ……きょーたろ……」

京太郎「はいはい、ここにいますよお姫様……いっつもありがとよネリー……」

ネリー「……ん……スゥ……」

京太郎「麻雀の相手は全然出来ねーけど、それ以外なら何でもするからよ……好きなだけ頼ってくれていいんだぜ……?」


ガシッ!


京太郎「へっ……? 何か腕掴まれ……」

ネリー「今、何でもするって、言ったよね……?」

京太郎「なっ……! お、お前まさか起きてっ!? あ、あれはだなネリー……!」

ネリー「撤回は無理だよ京太郎」カチッ

『何でもするから……好きなだけ頼ってくれよな……?』

京太郎「ボイスレコーダー!?」

ネリー「更にさらに!」ピッピッピッ……

『好き だ ぜ ネリー お姫様』
『いっつも ベッドに運んで やって る』

京太郎「いかがわしい編集!?」

ネリー「ふふん……あー放課後にクレープ食べたいなー。 移動式の有名なの来てるんだよねー」

京太郎「くっ……! ほ、放課後……奢らせて下さい、ネリー=サン……!」

ネリー「いいよ♪じゃあ部活後に正門で待ち合わせね?」

京太郎「はいはい、わかりましたよ……!」



ネリー(ちょっと強引だったけど……これぐらいしないと、京太郎を独り占め出来ないからね)

ネリー(こっちにいる間に、京太郎の隣をネリーだけのものにする……宮永よりもっと近くにね)


カンッ

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最終更新:2018年05月02日 16:47