『IF阿知賀との再会』

それは和が全国の舞台でかつての友と再会した時――

和「穏乃、憧、玄さん……お久しぶりです」

玄「和ちゃん」

(中略)

穏乃「じゃあ、決勝でっ」

和「はい」

穏乃は踵を返し、確かな足取りで歩いていく。

憧「シズ。シズ、いいの?」

穏乃「うんっ」

力強く頷く穏乃は強いまなざしでただ前を見て、手を握リ――

和「よくありません、須賀くんを何気なく連れていかないでください」

じっとりとした視線を和は穏乃が握っている京太郎の手に注いでいた。

京太郎「おお、誰も一言も俺に話しかけないから忘れられてるかと思った」

玄「さすがは和ちゃん、ガードが堅いのです」

憧「ほら、やっぱりダメじゃない。だから言ったのに」

和「というか須賀くんはどうしてそちらと仲良くしてるんですか?」

京太郎「いや、偵察の一環で何となく? ほら和の昔話も聞けるし」

和「須賀くんはうちの部員です、ハウス」

優希「のどちゃん、私の犬呼びは訂正したのに自分が犬扱いしてるじぇ」


カン

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最終更新:2018年05月02日 16:47