穏乃「京太郎ー、バレンタインだからあげるね」

京太郎「こ、これは……アポロじゃねーか、なんという残念仕様」

穏乃「いやー、私らしくって考えたらやっぱり山かなって。
   でも安いアポロでもこうしてっと。あ、かがんでかがんで」

そう告げると何を考えたのか穏乃は自分の口に一つ放り込んで、かがんだ首に手を回して

チュッ

口づけとともに溶けかけたチョコが舌に押されて入ってきて

穏乃「こうすれば、値段以上に甘いよね。二つ目、いる?」

いつもとは毛色の違う笑顔に反射的に頷くと、二人の間を甘く熱くピンク色に彩るのであった。


カン

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最終更新:2018年05月02日 20:39