アナウンサー『えー、決勝の大将戦ですがどうやら私物の持ち込みの可否について揉めているようです
どうやら副将の原村選手が持ち込んでいるので自分も可能だと言い張っているそうです』
恒子「時間も推してるし、もう入れて始めちゃいましょう。小鍛冶プロもそう思いますよね?」
健夜「え? まあ反則をしなければいいとは思いますけど、あれ? んん? あ、あれが私物?」
恒子「おおっと、さすがにそのままでは許可されないようです。いま口枷とロープで身動きを封じられました」
健夜「いやいや、そういう問題じゃないよね? どう見てもダメでしょ?」
恒子「しかし、ルールには明記されていないようです。原村選手の前例もありますし」
健夜「常識的に考えてありえないから書いてないだけだよ!?」
決勝会場
拘束中の金髪「んん、んん~~っ!」
咲「こら京ちゃん、動いたり騒いじゃだめだよ。反則になっちゃうでしょ」@金髪少年の膝上
穏乃「えぇ~、これ、オッケーなの??」
ネリー「これは目立つ! こんな方法でスポンサーを獲得しようなんて抜け目がない……」
淡「ちょっ、これずるい! 人じゃん! 私物じゃないじゃん!」
咲「京ちゃんは私のものだから、私物です」(どや
盤外で平常心を乱された他の選手は成績がふるわず、その試合は一方的な展開であったという
咲「麻雀って楽しいよねっ」@京ちゃんの膝上
その試合を締めた言葉に、全員が『ねーよ』と思ったという。
なお、翌年度からは『自分のものであっても他人は持ち込み禁止』の文章がルールに載った。
そしてその大会に「婚約者なので他人じゃありません」と豪語して持ち込んだ人物がいたため、さらなる改定が必要になった。
カン
最終更新:2018年05月02日 20:57