注)過剰なキャラ崩壊及び病み要素があるため好きじゃない人は以下を読まない方がいいです


それは、男にとっては日常の会話だった

咲「京ちゃんは、お姉ちゃんと違って私を置いていかないよね?」

京太郎「当たり前だろ、お前はもう一人じゃないんだからもっとみんなを頼れよ」

咲「えへへ、ありがとう、京ちゃん」

近づく試合に向けてナーバスになっている幼馴染を励ましただけだった。
悪意など、ひとかけらもなかった。しかし、いや『だから』か


咲「え? 京ちゃんに彼女?」

咲「もう、京ちゃんったらエイプリルフールはもう終わったよ、お馬鹿さんだなあ」

咲「え、誰、それ? 私そんなの知らない、聞いてない」

咲「嘘嘘嘘、京ちゃんは裏切らない。私を置いていったりしない。約束したもん」

咲「あ、そっか、京ちゃんは騙されてるんだ。京ちゃんはいつでも私の味方だったんだから」

咲「そうだ、目の前で潰せばわかるよね。私の方が強いって、私の方が相応しいって」

咲「可哀想な京ちゃん、私が助けに行くからね。私の陽だまり、私だけの京ちゃん」

咲「あはは、あははは。 ねえなんで? こんなのを庇うの? 違う、そうだ、これは京ちゃんの偽物だ」

咲「偽物はーーなきゃ」

須賀京太郎と呼ばれた男の記憶はそこが最後だった。
なにを間違ったのか、彼女の中に存在していたのは愛であったはずなのに。


咲「ああ、やっと見つけた。ふふ、京ちゃん、京ちゃん、これからもずっと一緒だよ」


カン

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最終更新:2019年03月11日 00:51