21世紀!麻雀人口は増え続けていた!

とりわけ女子麻雀の成長は著しく、いつしか女たちは男を圧倒するほどになった

しかし、増加の一途を辿る雀力は、別の弊害を生み出してしまったのだ…

洋榎「清澄ィ!今日こそガースー寄越せコラアァ!こちとら男日照りなんやぞ!」

まこ「誰が渡すかこんダボがぁ!そのまま干物になって乾いちょれ!」

穏乃「私たちの雀力に耐えられる男の子を独占するなんて…そんなの許せないよっ!」

優希「何を言われても、京太郎は渡せないじぇ!あいつは…私たちの希望なんだ!」

霞「ふふっ…京太郎さんも清澄みたいな貧しい高校より、豊かな私たちの永水を選ぶに決まってます」

和「はっ…面白い冗談ですね。ですが生憎と、彼はもう私たちのものですから」

照「咲…今度こそ京ちゃんを返してもらうよ。あなたを踏みにじってでも…!」

咲「望むところだよ、お姉ちゃん…京ちゃんは誰のものなのか、叩き潰して教えてあげる!」

久「ま、つべこべ言わずに勝敗は卓で決めましょう?もちろん報酬はいつも通り、須賀くんを賭けてね」

京太郎「すいません、盛り上がってるとこ何ですけど俺の意思は」

久「大丈夫、貴女は私たちがきっと守ってあげるから…ね?」

京太郎「いやあのそう言う問題じゃないでしょ?!」

男を苦しめ遠ざける雀力は、女性雀士たちの婚活を阻み、アラフォー化させてしまう。

そんな中、雀力をものともしない須賀京太郎の存在は、まさに少女たちの福音であった。

日本、そして世界を股にかけ、女性雀士たちが彼を求めて相争う。

男を巡る恋の戦いが、今まさに火蓋を切って落とされたのだ!

咲「全員ゴっ倒す!京ちゃんは…誰にも渡すもんかッ!」

京太郎「頼むからみんな少しは俺の言うことも聞いてくれぇっ!」

カン!

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最終更新:2019年03月11日 00:53