明星「お兄様、今日は何の日か知ってますか?」

京太郎「ん?そりゃあ一応霧島の関係者だからな」

明星「じゃあ…!」

京太郎「今日は4月の月次祭の日だろ?巫女さんたちも大変だよなぁ
    ここも細かいヤツまで合わせると年間100以上の祭祀があるんだって?」

明星「…お」

京太郎「お?」

明星「お兄様なんてもう知りません!!」ダッ

京太郎「ありゃ?いじりすぎたかな。お?この気配は…」


霞「な・に・を・や・っ・て・る・の・か・し・ら・?」ゴゴゴゴゴ


京太郎「あらら。怖い怖いお姉さまがいらっしゃった」

霞「あの娘をからかうのはおやめなさいって言ってるでしょう?」

京太郎「いやぁ。妹分が可愛くって仕方なくて」

霞「もう…御祭儀が終わったらちゃんと相手してあげてね」

京太郎「はいはい」

明星「…」

京太郎「明星ちゃーん?」

明星「お兄様なんて知りません」ムスッ

京太郎「おっと。これは嫌われちゃったかな」

明星「はい。お兄様なんて嫌いです」プンスコ

京太郎「そっか。実はこの後一緒に街に買い物行って誕生日プレゼントでも
    買ってあげようかと思ってたんだけど…」

明星「…!」ピクッ

京太郎「嫌われちゃったなら仕方ないね。今日は湧ちゃんとでも…」スクッ

ギュッ

明星「…」

京太郎「…行く?」

明星「はい!」

  • 翌日 -

明星「♪」

湧「で、その髪留めを買ってもらったの?」

明星「うん。お兄様が『指環とかネックレスより、学校にも付けてけるのがいいでしょ?』って!
   かわいい?似合ってる?」

湧「うん」

明星「♪♪」クルクル

湧(兄様が先月の姫様の誕生日のときには割と高価な指環を贈ってたのは黙ってよ…)



カン!

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最終更新:2019年03月11日 00:56