「インターハイ最後の今年も、決勝はこの4人なんだね。…カン!」ビシッ
「まあ高校100年生級の私に勝てる子はいないでしょ。今日も快晴で星もよく見えるからね。もう準備満タンだよ!!」タン
「大星さんが100年生ならこっちは100速まで仕上がってるよ!こっちは山がなくて調子狂うけど」タン
「運の波は完全に掴んでる。宮永のおかげで新ドラも乗ったからね。こっちも飛翔までもう少し…ところでさ」タン
「「「ん?」」」
ネリー娘「3人ともお父さんのこと聞いてる?」
咲娘「お父さん?ううん」
淡娘「えっ?聞いてないよ」
穏乃娘「私も」
ネリー娘「実は昨日お母さんから聞いたんだけど、今東京に帰ってきてるんだって」
咲娘「え?じゃあ私たちの?」
穏乃娘「試合を見に来てくれたんだ!」
淡娘「でもお父さんも懲りないよねー。去年もこっそり応援に来たつもりで」
ネリー娘「そっこーでお母さん達に捕まってたからね」
咲娘「どうりで今朝はお母さんの機嫌がいいと思ったよ」
淡娘「じゃあ今頃はプロ用に用意された特別席で…」
ネリー娘「この試合を観戦してるんじゃないかな。お父さんを囲んで5人で」
穏乃娘「え~…お父さん大丈夫かな」
咲娘「(大丈夫なわけ)ないんだよねぇ…」
ネリー娘「しかもお父さんにとっては運の悪いことに…」
咲娘「?」
ネリー娘「お母さんが運の流れの波を今日に…より具体的には今日の夜あたりくるように調節しててさ」
咲娘「え?………!?/////」ボンッ
淡娘「あ…(察し)」
穏乃娘「?」
ネリー娘「私たちもう18だよ?来年には妹が4人とも高校生だってのにさ」
淡娘「この年でそれ(妹誕生)はヤダねー」
穏乃娘「え?何が?」
咲娘「聞かなくていいの!/////」マッカ
カン!
最終更新:2019年03月11日 00:59