須賀咲の朝は早い
「ふわぁ…もうこんな時間…」
目を覚ますと、さっそく朝食を作りつつペットのカピバラに餌をやる
間髪入れず夫・京太郎と子どもたちを叩き起こし、ご飯を食べさせ出かけさせた
「ほら、ぼさっとしてないで!いってらっしゃい、みんな!」
休む暇は無い。その後も洗濯物を干し、カピバラのプールを掃除してやる
とくにペットの世話は重労働で、下手すると子どもよりも手が掛かっていた
「うひぃ…京ちゃんめぇ、このお返しはたっぷりさせてやるんだから…!」
そんな須賀家も正午を過ぎるとようやく家事が一段落し、安らぎが訪れる
麗らかな陽射しの中、咲はカピバラと戯れ、取り込んだ夫の服を堪能
「ああん、カピーちゃん可愛い!京ちゃんのシャツも…イイ匂いがするよぉ」
そして夜。帰ってきた夫や子どもたちと夕食を取り、団らんを楽しんだ
最後は子どもたちを寝かせると、京太郎と一緒のベッドで眠りに就く…その前に
「京ちゃん。今夜も頑張った私のごほうびに…ね?」
「はいはい。咲は幾つになってもお盛んだな」
「私をこんな身体にしたのは誰だと思ってるのさ!もう…♪」
こうして、須賀家の夜は更けていくのであった
完
最終更新:2019年03月11日 01:02