穏乃「きょう、た、ろー!」
京太郎「うぉぅっ!? いきなり飛びついてくんな! 受け損ねたら怪我するぞお前」
穏乃「えへへ、でも受け止めてくれたじゃん」
優希「なんだこいつ、京太郎の知り合いか?」
京太郎「おう、奈良にいた時の……」
憧「あの、その、久しぶり……」
顔を赤らめて上目遣いにチラチラと顔色を窺ってくる姿にいつかの夜を思い出す
玄「憧ちゃんなにしてるの? お別れも言わなかったのに」
憧「ぅ、それ、は。ごめん、ごめんね、京太郎」
俯いてしまった頭をポンポンと軽くたたいて
京太郎「気にすんな。過ぎたことだろ」
玄「ま、そっか。憧ちゃんとは『終わった』話だもんね。それと京太郎くん、会えて嬉しいのです」
京太郎「玄ねえ、宥ねえも、久しぶり」
何やら不穏な気配を振りまいている常にはないおもち師匠と、その姉にも手を振っておく。
宥「京太郎くん、モテモテだね~。燃えないように気をつけてね」
京太郎「なに言ってるんですか宥ねえは。あとそちらの人は初めましてですね。須賀京太郎と言います」
灼「ん、鷺森灼」
その女子率の高い姿を激写しつつ、麻雀Todayの記者はマスコミとしての本分を果たしていた。
西田「インターミドルチャンプの修羅場、これは売れる!」
カン
最終更新:2019年03月11日 01:06