憧・京太郎「「はぁ……」」

憧「なんで男は遊んでるとか勝手な想像で言うわけ?」

京太郎「金髪なら不良とかいつの時代だよ」

憧「こっちは雑誌頼りに頑張ってみただけなのに」

京太郎「ナンパしてそうな顔って意味が分からない」

憧「付き合ってる相手がいないって聞くとすぐがっついてくるし」

京太郎「麻雀部でハーレムとかあるわけないだろ常識的に」

憧・京太郎「「はぁ……」」

憧「なんか聞いてるとそっちも大変そうね」

京太郎「まーな。でもそっちよりましだろ、男に力で来られたらやばいし」

憧「私が男苦手なのって勝手に勘違いされて迫られたせいだしねー」

京太郎「それはやばいだろ、大丈夫だったのか?」

憧「防犯ベル持ち歩いてたから何とかね。心配してくれるんだ?」

京太郎「そりゃするだろ、可愛いと危険もいっぱいだろうし」

憧「ふきゅっ、見知らぬ他人になに言ってんのよ、まさか口説いてるつもり?」

京太郎「一般論だっての。そんな風にチャラく見られるのが嫌なんだってこっちは」

憧「……ごめん」

京太郎「いいよ、見知らぬ他人なら警戒するよな。こっちも悪かった」

憧「それにしても」
京太郎「人の目って」

憧・京太郎「「……面倒」」

偶然ファミレスで同席になった相手が友人の友人であることを知るのは、数日後のIH決勝後であった。


『風評被害者の出会い』カン

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2019年03月11日 01:07