淡「ふーん、テルーと京太郎って昔から仲がいいんだ?」
照「そう。子供の頃の京ちゃんは私の袖を引っ張っていつも後ろに隠れていた」
誠子「へー、想像できないですね」
照「一緒にお菓子を食べる時にもお腹いっぱいになって『照お姉ちゃん食べて』って」
尭深「可愛らしいですね」
そこから少し離れた場所で一組の男女が小声で話していた
菫「で、実際はどうなんだ?」
京太郎「照さんはいつも『お姉ちゃんだから』って先に立って全然別の方角に行こうとするから引っ張って止めてましたね」
菫「お菓子の方は?」
京太郎「照さん、食べ終わったらじーっと俺のお菓子を見つめて、根負けしてました」
菫「そうか、来年からは私も照もいない。淡の飼育係は任せたぞ」
京太郎「なぜ俺はポンコツと縁が切れないんだ……」
しかしポンコツはポンコツでも大星淡という少女は胸が大きくなるため、意外と役得の生活になることはまだ知らなかった。
最終更新:2019年03月11日 01:11