桃子「~♪」
『時刻は深夜12時をお知らせしまっす!』
桃子「ラジオを聴きながらの勉強ははかどるっすねー」
桃子(私は深夜ラジオが好きだ。加治木先輩も知らない、私の楽しみのひとつ…)
『ここからは!夜のナイトラブ恋愛相談室ハウスー!イヤッフゥゥゥーー!!!」ガタタッ
『声が大きいし意味かぶってるよこーこちゃん!』
桃子「……」カキカキ
『お便り紹介しまーす!えー、お二人ともこんばさて早速ですが本題に入ります』
『早速すぎるよ!』
『僕には片思い中の女の子がいます。その子はとても影が薄く、ほとんど存在感がないのです』
桃子「……」ピタッ
『どのくらい影が薄いかというと、例えば麻雀をしていたらまるで消えたかのような錯覚に陥る程です』
桃子「!!?」ボキィッ
『彼女にどう想いを伝えたらよいでしょうか!長野県の†狂堕狼†さんからでした~』
桃子(こ…これって、間違いなくあのバカ京っすよね!?っていうかもう伝わってるし…なにやってるんすか…///)カァァッ
『よっし、それじゃあ恒例の電話相談ターイム!この…略して狂ちゃんと今電話が繋がってます!』
桃子「え゙…!?」
『そんなコーナーあったっけ?』
『もしもーし狂ちゃん?いつもふくよか福与恒子で~す』
京太郎?『あ、こんばんは!いつも見たり聞いたりしてます!』
桃子「いやいやいやいやハテナをつけなくても間違いなく京太郎っす!!」ガーン
『すこやかな方の小鍛治健夜で~す…それで、その影が薄い子のことが?』
京太郎『はい、好きです』キリッ
桃子「ッッッ……!!///」ボフンッ
『そうだな~…もういっそ今から告白すれば?』ズバァッ
桃子「ちょっ!?恋愛相談おおざっぱすぎないっすかこーこちゃん!?」
京太郎『ウ~~~ン……やっちゃいましょうかね!?俺、今なら告れそうです!!』クワッ
桃子「ふおおぉ…!!/// こ、この単細胞…ッ!///」カァァッ
京太郎『あーでも深夜に電話は迷惑ですよね、やっぱやめます』ズバァッ
桃子「え゙え゙え゙え゙え゙え゙ ここまできてなんなんすか!?焦らしとか…2レス目のオチとか要らないっすよ!」ガーン
『私は…最初は身近なプレゼントとかしてみるのがいいんじゃないかな?』
京太郎『なるほど的確なアドバイス…年の功』ボソッ
『は?』ゴッッッ
桃子「はぁぁ…明日、どんな顔して会えばいいんすか…勉強もはかどらないし、最悪っす…」
『よっし方針は決まったね!経過報告待ってるからね~狂ちゃんじゃーねー!』プチッ
桃子「ぅぐぐ、経過報告は絶対阻止させないと…!」
桃子「それに、私の中では……もう…///」ドキドキ
桃子「………………仕方ないっす」ピッピッ
prrr prrr …
京太郎「もっ、もしもし!?こ、こここんな時間になんだもももモモ!?」ガタガタ
桃子「そちらはバカ京さんのお電話っすかー?何を動揺してるんすかー?」ツーン
京太郎「どど動揺してへんわい!そんなことよりなんで電話…?」
桃子「シャーペン」ボソッ
京太郎「…えっ?」
桃子「シャーペンが壊れたからほしいなって、そ…それだけっす!おやすみ狂ちゃんさん!///」ガチャッ
京太郎「……えっ!?」
カンッ
最終更新:2019年03月11日 01:14