京太郎「ん……むぅ……」グラグラ
菫「(むっ)」
ファサッ
京太郎「あ、あったか……って菫さん?」
菫「今日は無理せずその毛布で仮眠でもとっておけ、倒れられた方が困るのでな」
京太郎「えっ、でも俺……」
菫「どうした、何か我慢してでもやらなきゃいかん事でもあるのか?」
京太郎「照さんと淡に強請られたおやつ作らないといけませんし、尭深さんから和室の清掃を手伝うよう頼まれてますし、誠子さんから釣りのお誘いきてますしーーーー」
菫「虎姫!!アッセンブル!!!」
~しばらくお待ちください~
照「……京ちゃんは仕方ないと思う」
淡「そうだよスミレ!キョータローの手作りおやつが美味しいから!」
尭深「む、無理ない範囲でおねがいしようと……」
誠子「い、いやぁ~!約束した時は元気そうだったんだけどなぁ~……なんて、あははは……」
菫「尭深以外シャープシュートォ!!!(物理)」ドドドシュッ
照淡誠「「「アバーッ!!?」」」
菫「あいつが人一倍気を遣うやつだってのは知っているだろうに、親しいからと好き放題……恥を知れ恥を」
尭深「……今、彼は?」
菫「お前たちに招集かけたあとすぐに仮眠室に送った、今にも堕ちそうだったのでな」
尭深「……そうですか……」
菫「……まぁ、最近はお前たちの気持ちが分からんでもないがな」
照「ん?」ムクッ
菫「いつでもなんでも一生懸命なあいつの傍に居たい、時間を共有したい。そんな風に思ってしまうくらいには、良い男だ」
淡「ほ?」ムクッ
菫「雀士としては未熟なのかもしれんが、真摯に打ち込む姿勢や努力は評価に値する。また、真剣に取り組んでいる時の表情は……見ているとこっちの心も熱くさせてくれる」
誠子「ぉ?」ムクッ
菫「そんなあいつの手作りおやつを満足いくまで味わいたいとか、二人きりの部屋で語らいながら掃除するとか、肩を並べてのんびり海釣りするとか……むむむむむ……」
照淡尭誠「「「「(うわぁ、乙女だ……)」」」」
カンッ!
最終更新:2019年03月11日 01:15