ルームシェアin清澄
ガチャッ
京太郎「ただいまーっす。うー、タオルタオル…」
久「おかえりー…ってあらやだ、びしょ濡れじゃない」
京太郎「やー、急に雨に降られちゃって。部屋まであと数分ってところでざーっとくるんだもんなぁ…」
久「冷蔵庫に入れるのは私がやっとくからシャワー浴びてきなさいな。他の娘たちも濡れ鼠だろうしついでにお風呂も沸かしておいてくれる?」
京太郎「うぃっす。どうせならそのまま風呂に入っちゃってもいいっすかね?」
久「いーわよー。一番風呂は湯沸かし担当の特権ってね。とは言ってもそろそろ帰って来るだろうから早めに上がってあげてねー」
京太郎「了解でーす」
久「あ、なんなら別に一緒に入っててもいいのよ?お湯汚さないならだけど」
京太郎「大人数入れるようにはできてませんって。馬鹿なこと言ってないで早く冷蔵庫に突っ込んじゃってくださいね、アイス溶けるんで」
パタパタパタ…
久「はーい…お、ハーゲンダッツ。お風呂上がりに食べよっと…」
ガチャッ
久「…あらま」
優希「ただいまだじぇー!うひゃー、雨冷たー!」
咲「ゆ、優希ちゃん、濡れたまま部屋に入ったら…くしゅんっ」
和「咲さん、タオルです。ほら、ゆーきもこっちにきなさい」
久「タイミングが良いんだか悪いんだか…三人ともおかえりー」
和「ただいま戻りました。とりあえず見ての通りなんですがお風呂の方は…」
久「んー…丁度さっき須賀くんがシャワーついでに入れ始めたところなのよねぇ…」
和「そうですか…それならもう少し待って…はくちっ」
久「もう一緒に入ってきたらいいんじゃない?温水浴びるだけでも違うでしょ」
和「そう、ですね…今更気にするような仲でもありませんし…咲さん、ゆーきも行きますよ」
久「えっ」
優希「おー?」
咲「はくしゅっ…え、どこに行くの?」
スタスタスタ…
――――おう犬!ちょっと私にも温水浴びさせろー!
―――んなっ、タコス何いきなり入ってきて…って咲どころか和までぇ!
―――どうも須賀くん、ただいまでおかえりです。狭いのでもう少し詰めて貰えますか?
―――マイペース過ぎないかな和ちゃん…くちゅんっ
久「冗談のつもりがすごい面白そうなことになってるんだけど…ちょっと覗いてこようかしら…」
コソコソ
ガチャッ
まこ「ふいー、念のため傘持って出ておいて良かったのう…うん?」
ギャーギャー ドタンバタン
まこ「…やれやれ、また久の奴あたりが仕掛けたな…ま、いいわい。温かいお茶でも用意しておくかのう…」
おちなしカンッ
最終更新:2019年03月11日 01:16