ルームシェアin清澄
久「あっつい」
京太郎「………」グツグツグツグツ
久「汗止まらないんだけど」
京太郎「…………」ザバー
久「あーつーいー、ねーってばー」
京太郎「……………」ザブザブザブ
久「…エアコン」
京太郎「ダメですよ」
久「あ、やっと反応したー。んもー、ケチー」
京太郎「ケチ言うな。使うのは否定しませんがさすがに早すぎます。もう少し我慢してください」
久「えーいいじゃないのー、こんなに暑いんだしー」
京太郎「ダメです。お金もかかるし今から使うと夏本番にバテますよ」
久「付けましょうよーお願いだからー」ベター
京太郎「うわ気持ち悪っ、引っ付くのやめてくださいよ」
久「…言うに事欠いて気持ち悪いって何よぅ」
京太郎「どんなに美人だろうと汗まみれの人に纏わりつかれて嬉しいと思うような性癖は持ってないです」
久「ふーん…」
京太郎「…何ですその顔」
久「んー別に?ただ私のこと美人だって思ってくれてるんだなーって」
京太郎「そりゃまあそうですけど。てかとりあえず汗ふくなりシャワー浴びてくるなりしてきてください。エアコン代わりにそうめん用意したんで」
久「はーい…ねぇ」
京太郎「なんですー?」
久「…一緒に浴びる?」
京太郎「アンタの分だけにゅうめんにしてその茹だった頭さらに熱くしてやろうか」
久「ごめんごめんって。すぐ浴びてくるから待っててねー」パタパタ
京太郎「まったく…」
ガチャッ
優希「暑いぞ犬!キンキンに冷えたお茶をよこすんだじぇ!」
京太郎「うるせーぞタコス。自分で冷蔵庫から取ってこい」
優希「ちぇー」
京太郎「っと、朝飯はそうめんだからついでにつゆとかも出しといてくれるか?」
優希「あいよー。お椀はいいのかー?」
京太郎「置いてあるからいらん。薬味も頼むわ」
優希「うぇーい」
咲「あつい…」フラフラ
京太郎「おう、とりあえず顔洗ってしゃっきりしてこいポンコツ」
咲「いきなりひどくない…?」
京太郎「暑くなる前日に夜更かし決め込んで無駄に体力削ったヤツにはふさわしいと思うが」
咲「うぐぅ」
京太郎「ほれ、わかったらとっとと行く」
咲「京ちゃんが冷たいよぅ…」トボトボ
和「気温が高いゆえの気遣いの可能性もありますよ咲さん。そしておはようございます須賀くん」
京太郎「おう、おはようのど…か……」
和「? そんなに見つめて、どうかしましたか須賀くん」
京太郎「いや、うん…とりあえず聞きたいんだがその胸の形にぴっちり貼り付いてる服は」
和「ああ、いわゆる乳袋のことですか?」
京太郎「名前はどうでもいい。なんでそれをTシャツでやってんだ。へそ見えてるし思いっきり丈足りてねーじゃねーか」
和「いえ、はしたないと言うのはわかっているんですがこうでもしないと寝汗であせもが出来てしまうので…」
京太郎「なるほど」
和「ええ」
京太郎「…」
和「…」
京太郎「で、今現在も続けてる理由は」
和「ありませんが?」
京太郎「…」
和「…」
京太郎「…とりあえず戻せ、お腹冷えるから。それと明日からはタオルを挟むようにしろ」
和「わかりました。それでは顔を洗ってきますね」
京太郎「あぁ、うん……はぁ…」
まこ「おう、京太郎。おはようさん」
京太郎「あぁ、はい。おはようございます…」
まこ「…疲れとるの」
京太郎「ええ、まあ…代わってくれます?」
まこ「すまんのう。この時期の朝はゆっくりしたいんじゃ」
京太郎「ですよねー」
まこ「ま、昼はわしがやるきに元気だしい」
京太郎「うっす…そんじゃまあ朝飯食いますか」
おちなしカンッ
最終更新:2019年03月11日 01:17