~1年~

和「最初はゲームで慣れていきましょう。とりあえず、リーチを打てればOKです」

京太郎「よっしゃ!それにしても、和の説明は分かりやすいな。さすが中学チャンピオン」

和「打つのも好きですけど、誰かに教えるのも好きなんです。SOAな人なら特に!」キッ

京太郎「助かるよ、サンキュな、和」ニッ

和「…あ、あの」ドキッ

京太郎「ん?」

和「男の人から名前で呼ばれるの、慣れてなくて」

京太郎「げ、ダメか?麻雀の腕はアレでも一応同級生だしいいかなって」

和「それはいいんですけど、私もその…名前で呼んだほうがいいんでしょうか…?」

京太郎「なんでもいいって。咲は…って俺の友達なんだけどさ、京ちゃんって呼ぶぜ」

和「さすがにそれはくだけすぎですね…じゃあ、ゴホンッ」

和「きょ、きょうた…きょうぅ…き、京タオr…!」プルプル

和「…ゴメンナサイ!須賀くんでいいですか!///」カァッ

京太郎「ん、オッケー。まずは字牌からだよな?和!」



~2年~

京太郎「なーなー、ネト麻よりリアルでやりたいんだけどー」カチカチ

和「ダメです!今日こそは段位上げるまで帰しませんから!」

京太郎「キビシイ!…和先生、1年前はもっと優しかったのに」ボソッ

和「ここまで苦労した生徒は過去2人目ですよ!京太郎くんも1年前はもっと素直な子でした!」プンスコ

京太郎「2人目?…あー、夢乃さんところのマホちゃん」

和「ほら、ツモ番ですよ?切って下さい」ズイッ

京太郎(くっ、前と比べて打ち解けたのはいいけど、距離が近くて集中できねぇんだよ!)

京太郎「ってかヤベェ分かんねぇ…こ、コレ切ったほうが広いー…カナー…?」チラッ

和「……」ジーーーッ

京太郎「あーコレ牌譜検討の時怒られるヤツだわー!こ、ここだけでいいから打ってくれよ!神様和様!」

和「ハァ、ここはこっちを切ったほうがいいんです」カチッ

京太郎(さらに近ぇ!何かとてつもなく柔らかいものが当たってるって!)ムニュウゥ

京太郎「さ、さんきゅーさんきゅー!いやーいい先生持ったわ俺!和、一生俺の先生でいてくれよ!」

和「!? そ、それって…っ!///」ドキドキ

京太郎「っし!リーチっと!アガれたらいいなー」




~3年~

京太郎「愚形で高打点、か。こういうのって諦めが入らねぇ?流局で一人テンパイならいいやみたいな」

和「…2人が押してきてますよ。でも、アガれると思いますよ。諦めなければ」

京太郎「おぉう珍しくオカルト発言?…ってか、なんか遠くない!?ちゃんと先生してくれよー」

和「知らなかった…この2年と少しの間、ずっと私の…むむ胸を当てたまま…ッ!はしたない…!///」ブツブツ

京太郎「…ゴメンナサイ。ずっと堪能してました」ペッコリン

和「そ、そういうことなら…素直に言ってくれればいいんです…バカ」プイッ

京太郎「今すぐ顔うずめさせてくれ!!」キリッ

和「あなたのツモ番ですよ!///」

京太郎「リーチかけてたから後は自動だって…フフ」ガタッ

和「真面目にしないとお弁当抜きですからね?」

京太郎「ウイッス…真顔でクールに言うのやめてくれよぅ、1年の頃を思い出す」

和「大丈夫ですから。もう教えることは、何もないですから。もう、先生と生徒の関係じゃ…」

京太郎「お!」

和「アガれましたか?京太郎くん」

京太郎「アガれたよ、和。愚形で高打点だ」

カンッ

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最終更新:2019年03月11日 01:27