決勝前、ふと気がつくと京太郎の姿がない。
清澄のみんなに聞いても「誰?」と返された。
咲は夢なのかと思いながら決勝前の顔合わせに。
そこには姉の隣で世話を焼く京太郎の見慣れぬ制服姿。
咲は京ちゃんに食って掛かるが、無情にも「誰?」と返される。
衝撃に倒れそうになる咲に、大星淡から京太郎に説明がされる。
「その子、テルーの妹だよ。
で、テルーの妹さんが『私の幼馴染』に何の用? 逆ナン?
それにしては胸が足りないかな、この淡ちゃんのように急成長したら別だけど~」
ニヨニヨと京太郎に張り付いてこれ見よがしに胸をたわませる大星淡の姿があった。
瞬間、世界を凍らせる暴虐な殺意が咲から湧き上がる――
―――
咲「っていう夢を見たから手加減とかできないんだ、ごめんね大星さん」
淡「なにそれ、なにそれ!? 私何も悪くないじゃん! ただの八つ当たりじゃん!」
咲「箱下って楽しいよね、大星さん?」
淡「たーのーしーくーなーいー!」
穏乃「これが決勝の空気!?」(ごくっ
ネリー「適当に出資者にアピールしたら店じまいしよ」(白け
―――
京太郎「あの部長、あれは……?」
久「今朝、咲の枕元で囁いた甲斐があったみたいね」
まこ「……頭が痛い」
カン
最終更新:2019年03月11日 01:43