京太郎「染谷先輩、俺気づいたんです」
まこ「どうしたんじゃ藪から棒に?」
京太郎「俺は貧乳の娘に好かれやすい運命にあると!」
まこ「」
京太郎「全国大会の時に色んな人と知り合いになったけれども、仲良くなれたのは皆ぺったんこなんです!おもち持ちの娘には警戒されたり無関心だったり…」
まこ「いつのまにそんなことを…」
まこ「とはいえ、その、胸の大きい人からの脈はなさそうじゃったと?」
京太郎「そうなんですよ!永水の石戸さんは塩対応だし、姫松の愛宕絹恵さんはなんか話しにくそうにしてたし、白糸台のあわ…大星さんは最初は良かったんですけどなんか警戒されるようになって、和も最近は俺に対して厳しいし…」
まこ「うーむ、そうか…」
京太郎「だから俺は決めたんです!これからは貧乳でもいいじゃないかと!」
まこ「」
京太郎「というか別に胸が無くてもかわいいですし!なんか仲良くなれやすいので一緒にいて楽しいですし!癒されますし!」
まこ「興奮しすぎじゃ、お茶でも飲んで落ち着きんさい」スッ
京太郎「ありがとうございます」ズズズ
まこ「まあ確かに優希とは仲良くやってるみたいじゃし、咲とも普段から一緒にいることが多いらしいのう」
京太郎「優希は同性の友達みたいなノリで接しやすいのがいいですね、気軽に話せますし軽口も言い合える」
京太郎「咲はまあ、幼馴染ってのもあってお互いに接し方を知っているというかなんというか、あと目を離せないというかなんというか」
まこ「確かに咲は仲良くなればなるほどほっとけなくなるのう」
京太郎「他校では臨海のネリーとか阿知賀の穏乃や千里山の怜さんとか姫松の愛宕洋榎さんや末原さんに…」
まこ「多い多い、どうやったらそんなに知り合えるんじゃ」
京太郎「いやなんか、偶然会って、意気投合したり絡まれたりして、気がついたら仲良くなってて」
まこ「そこまでいくと、もはやオカルトの類じゃのう」
京太郎「このまま行けば念願の彼女も夢ではない…!」
まこ「まあ彼女を作ろうとするのは自由じゃが、誰でもいいから付き合いたくて色んな人に手を出したりするのは失礼じゃけえ、そこのところは注意しとくよう頼むわ」
京太郎「ちゃんと分かってますよ、仲良くなれた人の中でそういう仲に発展できる人がいたらいいなあ程度なので」
まこ「まあ、くれぐれも刺されんようにの」
京太郎「流石にそんなことにはなりませんよ…」
まこ「さて、やることやったし、そろそろ戸締りするかのう」
まこ「休日なのにわざわざ手伝ってくれて助かったわ、バイトまで少し時間があるが昼飯でもどっかで食うか?」
京太郎「いいですね!この前出来たラーメン屋にでも行きませんか?」
まこ「ほう新しく出来たんか、じゃあ手伝いの駄賃として奢ってやるけえ」
京太郎「え、いいんですか!ありがとうございます!」
まこ「京太郎には部活内でも色々と世話になっとるし店も手伝って貰ってるからのう、ラーメンの一杯や二杯は安いもんよ」
まこ「そうじゃ、伝え忘れておったが今日は執事服でバイトしてもらうから店に着いたら用意してあるのに着替えてくれ」
京太郎「また執事服ですか…あれなんか恥ずかしいんですよね」
まこ「かなり好評だからのう、今日もその体でしっかり働いてもらうつもりじゃ」
京太郎「さて、荷物まとめたんで行きましょうかまこさん」
まこ「こっちも準備できたけえ、行くか京太郎」
カン!
まこ(にしても最近巨乳の奴らから京太郎のことについて聞かれることが多かったんじゃが、警戒されてただけじゃったんかのう?てっきりその逆かと思って気が気でならんかったわ)
まこ(ま、ええか)
モウイッコカン!
最終更新:2019年10月09日 10:01