優希「卓が立たんじぇ～」
和「部長、染谷先輩は？」
久「まこは家のバイトが病欠らしくてね。急きょ駆り出されちゃったの」
久「咲と須賀君はどうしたのよ」
和「あの二人は今日日直だそうで…少し遅くなるとのことです」
久「ふうん…」
優希「サンマでも打つか！」
久「大会前のこの時期にヨンマの感覚狂っちゃったら困るでしょ、だーめ」
優希「じぇじぇじぇ～」
和「大人しく待ちましょう、ゆーき」
久「………この際だから一つ訊いていいかしら」
和「なんでしょうか」
久「咲と須賀君ってさ、なんであんなに仲良いのかしら」
優希「んん？そうかあ？」
和「別に普通だと思いますけど」
久「（あ…あれ）で…でも二人で学食行ったりするんでしょう？」
和「まぁ幼馴染だと聞いていますし」
久「こないだなんかほっぺた触ったりとかでス…スキンシップも過剰じゃない？」
優希「そんくらい何とも思わんじぇ～」
久（何よこの流れ…まるで私がすんごいウブみたいじゃない…そりゃ最近の若い子たちはそういう面でドライだとは聞くけどいくらなんでもあの二人は…というか歳だって私と二つしか離れてないんだし…）
優希「急に黙り込んじゃったじぇ」
和「今日の部長はちょっと変でほほえましいですね」
京太郎「ちわーっす」
咲「遅くなってすみません」
久「い、いらっしゃい」
和「噂をすれば、ですね」
優希「おほう、これで卓が立つじぇ！」
咲「京ちゃん、お湯沸かしてくれる？私、カップ用意するから」
京太郎「おう」
久「ほっほら、ああいうところよ」ｺｿｺｿ
和「ええ…どういうところですか」
久「私たちと麻雀打ってるときは借りてきた猫みたいに大人しい咲が、あんな風に男子に命令してるのよ」ｺｿｺｿ
和「命令とは表現が違う気もしますけど…」
優希「部長も仲のいい男子が欲しいのか？」
久「ばっばか言わないでよ！私は別にそういうつもりで…」
優希「そんなに気になるなら直接聞いてみれば手っ取り早いじぇ」
久「えっ、ちょっ」
優希「なぁ、咲ちゃんときょーたろーは付き合ってるのか？」
久「ちょっ直接過ぎよ優希っ」
京太郎「いやー時々訊かれるんだけどそれ」
咲「付き合ってないですよ」
優希「ほらな」
和「部長がずいぶん気にしてるので」
久「ちっ違うわよ！私は部内の風紀がね…」
京「はは…」
京（異性の友達って…）
咲（そんなに変かな？）
後日
まこ「おーわかるわかる！あの二人デキとるんと違うか？」
久（まこ！！）
多カン！
最終更新：2019年10月09日 10:09
