京太郎「…よし、これでカメラは全部かな?」

京太郎「いやー!疲れたー!これでやっと部屋でくつろげる!」

京太郎「監視カメラがあることを知ってから二週間、寝る間も惜しんで探したかいがあった!」

京太郎「にしてもなー、まさか和がこんなことするなんて…」

京太郎「うーん、催眠術は二度も失敗したし…他に改善策はないものか」

京太郎「…これ以上性癖いじられると、一人で出来なくなるしな」
京太郎「というか、なりかけてるし…」

和「そうですか、それは大変ですね」

京太郎「そうなんだよ…これまで気に入ってたオカズでは抜けなくなってきてなぁ」

京太郎「昨日なんて、ついに和の靴下を使ってしまったからな…」ズーン

和「それはいい兆候ですね、あと二か月ほどで性癖は完全掌握できそうです」

京太郎「それは勘弁願いたいな、ホントに和がいないと生きていけなくな…」

和「?どうしました?」

京太郎「!!??ののののの和!?ななななんで俺の部屋に!?」

和「将来の妻なのですから、同じ部屋にいることなんて当前です」

京太郎「違う!そういうことを聞いているんじゃない!どどどうやって俺の部屋に!?」

和「ずっと後ろにいましたよ?下校時からずーっと」
和「まあ、京太郎君は鈍感なので全く気付かなかったようですが…酷いです!」プンプン!

京太郎「嘘だろ!?下校時はメチャクチャ警戒してたんだぞ!?」

京太郎「…はっ!?まさか監視カメラを付け直しに来たのか!?」キョロキョロ

和「いえ、その逆で取り除きに来たのですが、もう既に全て見つけたようですね」

京太郎「え?そ、そうなのか?」

和「ええ、多少は個人で過ごせる時間を設けないといけませんし」
和「もう、我慢しなくてもよくなりましたので」

京太郎「そ、そうか、なら安心した…」

京太郎「…ん?我慢しなくていい?」

和「ええ、そうです、これを見てください」パサッ

京太郎「えーと…!?」

和「お互いの両親の合意書です、宿泊や同棲、性交渉を認めると書いてあります」

京太郎「な、ななな何やってんだ!?あの親どもは!?」

和「私がご挨拶に伺ったら快く了承しましたよ、ええ、一片の疑いもなく」

京太郎「…ということは和さん、もしかして今日は…」

和「そうですね、お泊りです!」フンス!

京太郎「」オワタ

京太郎(…まて、諦めるにはまだ早い!)

京太郎「そうだ!和、せっかくお泊りするんだしゲームでもしないか?」
京太郎(一晩中遊べるゲームは沢山ある!これで一晩中時間を潰せれば…!)

和「いえ、まずは一緒に風呂に入りましょう」ギュッ

京太郎「あ、いや、それはまずい…って力強い!?」ズルズル

和「安心してください、京太郎君の体の隅々まで全部、ぜーんぶ綺麗に洗ってあげます♪」

京太郎(やべえ、スイッチ入った)

和「京太郎君のあんなところやこんなところをしっかり洗って、他の女の子の匂いも全部消して私だけの京太郎君に染め上げてあげますからね?
拒否権はありませんよ京太郎君の人権なんてとっくにありません私が奪ってしまいました私だけが京太郎君を好きにできていじめることができて
ダメですたまりません心がたえきれません幸せすぎてどうにかなってしまいそうですこれは夢じゃないかと思うとどうにか~」

京太郎(なんか新たな性癖に目覚めそう、かわいい)ゾクゾクッ!
京太郎「…かわいいなぁ」カワイイ

和「~…え?」
京太郎「…あれ?」

京太郎(……!!?お、俺はなに言ってるんだぁー!??)
京太郎(やばい!これはヤバイ!暴走してのどっちモードになってしまう!)

京太郎「あ、あの、今のは鳴き声的な何かだからスルーしてくださ…」

和「ふ…ふきゅぅ…」バタン!

京太郎「………?」ポカーン

京太郎「…え?もしかして勝った?」

その後、真っ赤になって帰宅する和がいましたが明日には克服したもよう

カン!

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最終更新:2019年10月09日 10:10