照「京ちゃん、ただいま」

……増えた。増えたよ。しかもこの人も完全にここを我が家と思い込んでるよ

淡「あ、テルーお帰り!」

咲「あ、お姉ちゃんお帰り」

照「あ、咲と淡もいたんだ。これお土産。みんなで食べてね」

この人はなんだかんだと年長者だけあって、かなり気を使ってくれる
高級全自動卓だけでなく、この部屋の4K超大型テレビやマッサージチェア、ダブルベッドやソファーなども全て照さんが買ったものだ
……いや、これ気を使うってレベルじゃねーし、照さん遠征とか無い日は週に5日はここで過ごしてますよね?

……やべぇ、侵食どころか乗っ取られつつあるぞ、俺の部屋
何がヤバイって、この宮永照と言う人物を相手取ると、部屋を侵食されつつあるのに苛立ちや不快感を感じないと言うことだ

淡「テルー、今日お疲れ?もし大丈夫だったら四人いるし麻雀しよー?」

咲「そうだね!せっかくだしやろうよ!」

照「ん。いいよ?」

おい、待て。待て待て。今四人っつったな?
この部屋には今、俺、咲、照さん、淡の四人しかいないんだぞ

一年生にしてインカレ個人戦一位(咲)と三位(淡)、そしてプロのタイトルホルダーの照さん

そして俺(インカレ地方大会予選5位)

おいやめろばか俺を妖怪大戦争に巻き込むな

……結果は言うまでも無いだろ?
あと、後日照さんが「京ちゃんは高校から始めたんだよね?それで一年で大学の地区大会で5位はよく頑張ってるよ。」と褒めてくれました

褒めてくれるのは嬉しいけど、なんか今度は部屋に空気清浄機能付きアロマ加湿器が増えてました
また侵食されてしまった……

カン

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最終更新:2019年10月09日 10:15