亦野(ん?あれは…)
淡 コソコソ
亦野「おーい、淡、何やってんだ?」
淡「ま、亦野先輩!?」
亦野「どうしたんだ、そんなに慌てて」
淡「い、いや、なんでもないから!」
亦野「ふーん…よっと!」フィッシュ!
淡「あわっ!?ケータイ返してー!!」
亦野「さてさて…ん?」
亦野「写真撮ってたのか、こいつは確か清澄の…」
淡「うぅ…」///
亦野「淡、お前はこいつのことが好きなのか?」
菫「どうしたんだ亦野、淡がなんかやらかしたのか」
照「どうしたの?」
尭深「淡ちゃんが何したの?」
亦野「あ、ああ、えーっと」チラ
淡「…いいよ」
亦野「実は…」
~~~~~説明中~~~~~
菫「…ストーカーじゃないか?」
淡「ち、違うもん!ただ単に一目惚れして追いかけてるだけだから!」
尭深「へぇ、一目惚れしたんだね」
照「京ちゃんは麻雀できるから、一緒に打とうって誘ったら?」
淡「え、いや、キョータローは初心者だから、一緒に打っても…」
亦野「あ、初心者なんだ」
菫「…他には須賀君について知ってることは?」
淡「えーっとね、サキとは幼なじみでテルとも交流があって、家ではカピバラを飼っていて」
淡「よく雑用をしていて力持ちだし、甘いものもそこそこ好きっぽい、チョコとか食べてるのをよく見るし」
淡「誕生日は2月2日で金髪なのは地毛みたいだし、胸が大きい人が好きみたいで視線がそっちに移りやすくて」
淡「あと、ネトマのハンドルネームは京たろーで最近はよくそれで練習してる…」
菫「ストーカーだな」
尭深「ストーカーだね」
照「大体あってるね」
亦野「ストーカーだな」
淡「なんでなんで!?こんぐらい知っててもおかしくないじゃん!!」
菫「いやお前、須賀からしたら見知らぬ人にここまで知られてるんだぞ?」
淡「……確かに!?とても不自然じゃん!?」
尭深「淡ちゃんはおっちょこちょいだね」ズズズ
亦野「弘世先輩」チョイチョイ
菫「なんだ?」
亦野「多分、このまま淡を放っておくとなんか大変なことになりそうですよ?」ヒソヒソ
菫「ああ、私もそう思っていたところだ」ヒソヒソ
亦野「ここはまず、淡の手助けをして須賀君と知り合わせた方がいいのでは?」
菫「そうだな、私がそう誘導しよう…」
照「ねえ淡」
淡「なに?テル」
照「京ちゃんに麻雀を教えるってのはどうかな?」
淡「えー、でも、私教えるのヘタだし、変な打ち方しかできないし…」ズーン
亦野(宮永先輩が動いた!)
菫(だ、大丈夫か?)
照「じゃあ、今から勉強したらいいよ」
淡「え?」キョトン
照「京ちゃんに教えるために勉強したらいいよ、教本とかはたくさんあるし」
淡「た、たしかに」
照「淡なら数日あればできるようになるよね?」
淡「なんたって高校百年生だもん!私にかかればらくしょーだよ!」
淡「よーし!早速べんきょーしてこよう!」ダダダダ!
照「…ふぅ」
菫「照、さすがだな」
照「これでよかった?多分数日は勉強に必死になるから、その間に対策を考えたらいいと思う」
亦野「おお…すごい頼りになる」
尭深「さすが宮永先輩」
菫「よし!じゃあ、これからどうするか対策を練るか!」
照、亦野、尭深 「「「おー!」」」
亦野「…あれ?個人戦は?」
菫「まあ、いいじゃないか、息抜きも大事だ」
カン!
おまけ
淡「えーとね、ここは受けの枚数が…」
淡「え?ここはどうするかって?これは三色の可能性が残せるから…」
淡「捨て牌からして、ここら辺は危ないね…だからここを」
淡「…え?なに?かわいい?…そ、そうだよ!当たり前じゃん!」
淡「これ難しいでしょー?ヒント欲しかったら淡ちゃんを褒めるがよい!」
菫「…虚空に向かって話しかけてるよな?」
亦野「ええ、なにもありませんね」
尭深「…わざわざ2人分のお茶がおいてある」
照「…ちゃんと勉強してるみたいだし、大丈夫そうだね」メソラシ
菫「目をそらすな!これのどこが大丈夫そうなんだ!」
亦野「な、なんとしてでも、須賀君とくっつけなければ…」
尭深「そうだね、誠子ちゃん、私も協力するよ」
照「でも、少し前の落ち込んでた時よりかは生き生きしてるし、良くなってる…多分」
菫「完全に妄想の世界に入り込んでるし…どうにかして妄想を現実にしなければ…」
淡「えへへへへ、キョータローと一緒にいると楽しいよ!」
モウイッコカン!
最終更新:2019年10月09日 10:21