まこ「新学期や言うんに、京太郎はまだ帰っとらんのか」

優希「出先でバカみたいに雪が降って、それで帰れんらしいじょ」

咲「キョウチャンキョウチャンキョウチャン……」

和「スガクンスガクンスガクン………」

優希「やばいじぇ」

まこ「やばいのう」

優希「犬のことだし、どうせ女を引っ掛けて泊まらせてもらってるじぇ」

まこ「京太郎は永水と奈良やったか」

優希「九州が大雪なんて滅多にないじぇ、むしろ記念にできるじょ」

まこ「………悪い予感がするのう」


小蒔「京太郎様、今日もまだ吹雪は止まないようです」

霞「ごめんなさい旦那様、今日も神代で私達と泊まる事になります」

京太郎「でも、御迷惑じゃあ……ホテルぐらいなら探しますよ」

神代父「遠慮されることはない。この閉ざされた仙境に、遠くから友が来てくれたのだ。歓迎こそすれ、迷惑に思うなどとても」

小蒔「それに…」

神代父「(小蒔を含めた仙女らに子を授けて戴く好機)」

霞「(姫様が正妻だとしても、妾の一席は譲れませんから…!)」

京太郎「では…お言葉に甘えて、お世話になります」

小蒔「(京太郎様が私に子を孕ませて下さるまで、吹雪は神様が止ませない…と聞きましたから…!)」

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最終更新:2019年10月09日 10:29