「──おや、あれは……」

ハギヨシ「須賀君ではないですか。平日の昼間に如何しましたか?」

京太郎「!……ハギヨシさんですか。情けないとこ見られちゃいましたね…」

ハギヨシ「今日は学校に行かなくても?、」

京太郎「あぁ……学校、辞めたんです」

ハギヨシ「それはまた……。差し支えなければ話を伺っても?」

京太郎「大したことじゃありませんよ。仲間は麻雀部として活躍、その傍らで俺は何も出来なかった。仲間たちの助けになれれば、そあ思って頑張りましたけど、手元に帰って来るのは侮蔑の声だけで……」

ハギヨシ「………」

京太郎「女だらけのところにいたいだけ、おいしい思いをしたいだけ……そう言われ続け、部員の一人にも手厳しく言われたんですよ。いなくていい、辞めてほしいって」

ハギヨシ「……そうですか。ご両親はなんと?」

京太郎「好きにすればいい、生きる事は楽しむこと、辛く苦しく哀しい思いをし続けるために時間を無駄にすることはない…と」

ハギヨシ「お優しいご両親ですね。…もしよろしければ、私の元でアシスタントとして務めてみませんか?」

京太郎「……ハギヨシさんの元で、ですか」

ハギヨシ「仲間の為に自我を殺してまで尽くそうとするその精神、執事に相応しいものかと思いまして。少々厳しいですが、慣れれば楽しい仕事ですよ」

京太郎「──はい、お世話になります」


咲「キョウチャンキョウチャンキョウチャンキョウチャンキョウチャン……」 

優希「キョータローキョータローキョータロー……」

和「スガクンスガクンスガクンスガクンスガクンスガクン…」

まこ「おんしら、自分で京太郎に散々な扱いしとって……」

咲「だって!和ちゃんと触れ合えない環境にしたら私が選ばれると思ったから!」

優希「咲ちゃんとのどちゃんがいないと、一番気安く付き合える私が相方になるはずだったじぇ!」

和「一度ドン底に落ちた後で掬い上げて依存性してもらうつもりだったんです!ちょっとツンが強すぎただけです!」

まこ「アホじゃのぅ……」

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最終更新:2019年10月09日 10:32