小蒔「京太郎様、これは何でしょうか?」バサバサバサバサ

京太郎「(お宝のおもち本が全部!?)」

小蒔「何故このようないかがわしいものに、大切なお小遣いを使ってしまうのですか?」

京太郎「………俺も、男なんです……。どこかで気持ちをリセットしないと……姫様や霞さんたちに良からぬ感情を抱きそうに…!」

小蒔「………良からぬ感情どころか、良からぬこともしてくださって良いのに…」ボソッ

京太郎「申し訳ありません。気持ち悪いようでしたら一度距離を置き、姫様たちのお世話役を別の人に……」

小蒔「駄目です。京太郎様には一つ、確りと覚えていただくことがあります」

京太郎「(姫様の吐息が耳元に…!?)」ゾクッゾクッ

小蒔「もし良からぬ感情を抱いたときには、私に全部ぶつけてください。生涯の伴侶にと望む殿方に、手籠めにされるほど求められる。女としては幸せなことです」

京太郎「駄目です姫様!俺なんかを伴侶なんて!」

小蒔「何がダメなのですか?」

京太郎「へ?」

小蒔「お母様も、想い人であったお父様と(なかば一方的に襲って)愛しあったと聞いています。それは私も同じことです」

京太郎「親父さん……」

小蒔「それに、そのような書物の女性よりも私のほうが胸も大きいですし、いくらでも触れますからね!」フンス


その日から京太郎に必要以上に密着し、必要以上に甘え、必要以上に好きだ好きだと公言する姫様が観測されますが無害です

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最終更新:2019年10月09日 10:39