久「私、今、凄くドキドキしてる。夜の部室で、こんなことするなんて」
京太郎「俺もです。もし先生に見つかったら、俺たち、ただじゃすみませんよね」
冬の夜、外は雪すらちらついている
しかし、二人の若さゆえのあやまちは今、この部室に熱気となり渦巻いている
久「あら、こんなに反り返って……食べ頃かしら?」
期待と欲望の入り交じる久の声に、京太郎も同意をもって返した
加熱した欲望は今、危険な領域に突入する前に、教師に見つかった事により実現することはなかった
咲「で、部長。京ちゃんと竹井先輩はなんで今日の部活に遅れているんですか?」
まこ「それはな、あの二人、昨日の夜部室に侵入して、石油ストーブの上でスルメ焼いて食いやがったからじゃ。ほんに、シゴウしたろか……」
優希「えー……なんでそんな楽しそうな、もといアホなことしたんだじぇ……」
まこ「久のやつはアパートの二階に住んどるから石油カンもって上がるん大変じゃけぇストーブがない、京太郎のほうは、カピバラ飼っとるからそのボイラーで完全床暖房とか言う理由でやらかしたらしいわ……」
和「なるほど、それで二人揃って校内清掃の罰を受けるに至ったと」
オラー!スガー!タケイー!オマエラオチバデカッテニヤキイモスンナー!!!
まこ「……今、なんか聞こえた気がするのぅ……」
優希「部長、強く生きてくださいだじぇ……」
カン!
最終更新:2019年10月09日 10:44