京太郎「ぶえっくしょい!うぅー寒ぅ・・・ってココどこだ?」
京太郎「線路・・・駅?宮守駅か?こんなだっけ・・・ウーン雪でわからん」
「あのー・・・電車、待ってるんですか?」
京太郎「ん?ん!?何この美少女・・・ゴホン!いえ、ここから見る雪景色が好きでね」キリッ
「くすっ、変なの・・・っくしゅん!」
京太郎「大丈夫か?こんな時に何か温まるようなものがあれbっていつの間にか手にカップ麺が!!」ビクッ
「何ソレ!!」ズイッ
京太郎「何ってふつーに売ってるカップ麺だぞ?・・・食べるか?」スッ
「うん、うんっ!ずるずるー・・・お、おいしい!もしかしてこれ、中華そば?」
京太郎「古風な言い方だな!ばーちゃんか!ラーメンだよ、ラーメン」
「らあめん・・・うーん知ってるような知らないような・・・うーん」
京太郎「なんだソレ」
「あ・・・私だけ食べてちゃダメだよね、ちょっとしゃがんでくれる?君おっきいから」
京太郎「?」スッ
「はいっ、あーん!」グイッ
京太郎「熱ヅァッ!!麺類であーんはねーよ!」
「あーそっかぁ、はいコレ。あっでも全部食べないで!10分の9くらい残して!!」クワッ
京太郎「図々しいなあんた!・・・ってこの箸で食べていーの?間接キスになるけど」
「? どういうこと?」
京太郎「だからー・・・このラーメンを通じてお互い口を付けることになるってコト」
「あ・・・っごめん!き、汚いよね!///」カァァ
京太郎「いただきまーす」ズルズルー
「あっ!もー・・・///」プクー
京太郎「悪いな、俺はぜーんぜん気にしない、気になるか?」
「い、いや私そーゆーの気にしないし、間接ちゅーとか気にしない系女子だし」ドキドキ
京太郎「ほー・・・じゃ、例えば俺がこの箸を舐めまくっても気にしないわけか」
「あヤバい電車きた私の荷物返してもらうね持っててくれてありがとう」バッッ
京太郎「強引に取り返した!?元々俺のじゃねえか!」
「えへ、今度会ったら作ってあげるね!じゃ!」
京太郎「お、おいちょっと待て!何だこの電車、音がねぇぞ?」
「さぁ、夢だからじゃない?じゃ、私は先に行くね」
京太郎「ま、待ってくれ!また会えるか!?」
「ここにいればまた会えるわ。ここから見る雪景色が好きなんでしょ――」
――――――
――――
――
京太郎「はっ!」ガバッ
トシ「あ、やっと起きた」
京太郎「・・・うぇっ、寝覚めがイキナリばーちゃんかよー」ムクッ
トシ「あら、ちょうどお湯が沸いたわ」ゴゴゴ
京太郎「俺にお湯かける気っすかスイマセンゴメンナサイ!!ってまたカップ麺かよ!」
トシ「マンツーマンで指導してあげてるっていうのに、夜食に文句言うわ私の初恋の話の途中で寝るわ・・・」ハァ
京太郎「はーぁ、さっきのは夢だったのかよー・・・かわいい子だったなぁ」ボソッ
京太郎「・・・トシさんの子供の頃ってラーメンとかあったんスか?」
トシ「「中華そば」に代わって、「ラーメン」という呼称が多数派となったのは、1958年に発売された初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が普及しt
京太郎「怖い怖い怖いウィキペディア丸写しヤメテ!!どんだけ年齢バレたくないんだよ!」
トシ「私の初ラーメンはね、初恋の人と一緒に食べたのよ。ふふっ」
京太郎「さーて麻雀の勉強しなきゃなー3年生が卒業したら俺だけだもんなー」
トシ「興味ナシか!ってちょいとお待ち、この私がいるじゃない?」
京太郎「えぇ~・・・さっきの子ならまだしもなぁ・・・はーまた会いたいぜ」
トシ「あら、また降ってきたわねぇ、雪」
カンッ!
最終更新:2019年10月09日 10:45