京太郎「…」ジー
咲「ど、どうしたの京ちゃん?そんなに見つめて…」
京太郎「うーん…」ジー
咲「な、なんか言ってよぉ…」
京太郎「むむむ…」ジー
咲「うぅ…」///
京太郎「咲ってさ」
咲「は、はい!」
京太郎「かわいいんだな」
咲「」
京太郎「いや、なんていうか、昔から一緒だからそういう風に見たことはなかったけど」
京太郎「改めてじっくりと見ると、顔立ちは整っているし、目はくりくりしてるし、肌も綺麗だし」
咲「あ、あわわわ」アタフタ
京太郎「髪もサラサラ…あ、枝毛だ」サラサラ
咲「え、えへへへ…京ちゃんがかわいいって…」ブツブツ
京太郎「佇まいや振る舞いも小動物っぽくてかわいいし、でもたまに無遠慮になるのもかわいいというかなんというか」
咲「ぐへへへ…」ヨダレタラシ
京太郎「それでいて、麻雀打ってる時の真剣な様子はとてもかっこよくて、ギャップがなんともまあ良いというか」
咲「はっ!」
咲「そ、そんなこと言っておだてても、何もしてあげないからね!」プンプン!
京太郎「あー、そういうつもりじゃなかったんだけどなァ」
咲「そ、そうなの…?」コテン
咲=uじゃあ、なんbナ突然こんなこbニを」
京太郎「いやー、ふと思ったからさ、つい口に出ちゃってな」
咲「ふーん」ジー
京太郎「なんだよ」
咲「…」ジー
京太郎「な、なんか言えよ」
咲「…京ちゃんって」
咲「カッコいいんだね」ニコッ
京太郎「!」ビクッ!
咲「よくよく見ると目は大きいし、肌もすべすべだし、この金髪もキラキラしててカッコいいし」スッ
咲「腕も太いし、身体はがっしりしてるけど細身に見えるし、背中も大きいし」
咲「そして…困っている人を助けてあげるし、どんなことがあっても明るく振る舞うし、とても優しくて、強くて」
咲「なにより…こんな私のことを」
咲「かわいいって言ってくれる」
京太郎「…」
咲「…」
咲「…どう、京ちゃん?」
京太郎「どうって…お前なァ」
咲「顔真っ赤だよ」クスクス
京太郎「!!」バッ!
京太郎「そ、そういう咲だって顔赤いぞ!」
咲「う、うん…私もそうなってるよね」
咲「…」
京太郎「…」
咲「ねぇ」
京太郎「ま、待ってくれ…少し時間を」
咲「分かった」
京太郎「ふぅ…」スーハー
京太郎「…よし!」バシバシ!
咲「…」モジモジ
京太郎「咲!」
咲「はい!」
京太郎「お前のことが好きだ!付き合ってくれ!!」
咲「うん、私も京ちゃんのこと大好き!!」
咲「…ふふ」
京太郎「…はは」
咲「最初からそう言えば良かったのに」
京太郎「ば、ばか!咲が俺のことが好きだなんて思わなくてだな…」
咲「それじゃあ、おあいこだね、京ちゃんのあの言葉がないとそんなこと全く思わなかったもん」
京太郎「そ、そうかァ?買い物付き合ったり、色々と声かけたり、努力したつもりだったんだけどなァ」ウーン
咲「私だって、京ちゃんを買い物に誘ったり、わざわざ京ちゃんの居そうなとこで本読んだりしてたし…」
京太郎「…お互いさまって感じだな」
咲「そうだね」クスクス
咲「じゃあ、京ちゃんの彼女になったし、どっか遊びにいく?」
京太郎「えっ…でも部活が…」
咲「一日ぐらい大丈夫だって!ほら、一緒にあそぼ!」グイグイ!
京太郎「うおっ!強引なお姫様だなァ…仕方ない、じゃあ街にでも…」
和「させませんよ」ガチャ
優希「そうだじぇ」
咲「うひゃぁあ!!?」
京太郎「うわあぁぁぁ!!?」
和「まったく…いつになったら終わるかと思っていましたら…」
優希「部活をサボろうだなんて…今日はこの四人しかいないんだじぇ?」
咲「も、もしかして」
京太郎「ぜ、全部見てた…?」
和「ええそうですよ」
優希「私の提案した策をさっそく使っているようだったから、様子見させてもらったじぇ!」フンス!
和「あ、ちなみに録音してあります」スッ
咲「」
京太郎「」
優希「京太郎!上手くいったから、今度タコス十個な!」
京太郎「あ、あぁ…ありがとな」
和「咲さん、やはり素直に好意を伝えるのが一番でしたね」
咲「う、うん、ありがとう和ちゃん」
優希「じゃ、麻雀するじぇ!」
京太郎「おう!」
咲「今日は負ける気がしないよ!」ゴッ!
和「気合い入れていきます!」
ワイワイガヤガヤ
…清澄高校麻雀部は今日も平和です。
カン!
最終更新:2019年10月09日 10:48