京太郎「あー、いい天気だなァ」ポカポカ

京太郎「こんな日には、太陽に当たってのんびりと…」

玄「京太郎くん!」タタタ

京太郎「えっ、玄さんじゃないですか!」

京太郎「もしかして、遊びに来てたんですか?」

玄「うん!春休みだから遊びに来たの!」ニコニコ

京太郎「いやー、連絡してくれたらすぐにでも会いに行きましたよ!」

玄「えへへ…そう言ってくれると嬉しいな」エヘヘ

京太郎「にしても、こんな住宅街に何の用が…」

玄「あ、あはは…」タラー

京太郎「…もしかして、迷子ですか?」

玄「ち、違うよ!別に和に会いに行って道が分からなくなったなんてことは」

京太郎「…」ジトー

玄「うぅ…」シュン

京太郎「まあ、俺も和のところに遊びに行こうかと思っていたので、一緒に行きますか?」

玄「…!、うん!」パァァ

京太郎「そう言えば、今日はお一人なんですか?」テクテク
玄「えーとね…他のみんなは忙しそうだったから、今日は一人で来ちゃったんだ」トテトテ

京太郎「まあ、新学期も始まりますしね」
玄「そうだね、こっちも新歓の準備とかで大変で、灼ちゃんが…」

和「あっ」
玄「えっ」
京太郎「おっ、和!」

和「く、玄さんじゃないですか!どうして須賀君と一緒に…」
京太郎「いやぁ、遊びに来たところを偶然出会ってな、丁度和に会いに来てたところで」

和「そうなんですか玄さん?」
玄「え、えええーっと…」アタフタ

京太郎「どうしたんですか?」

和「私はてっきり…」
玄「な、なんでもないからね!」

京太郎「?」

玄「うぅ~和の意地悪!」ヒソヒソ
和「いつも胸を揉んでくる仕返しですよ」フーン

京太郎「じゃ、和にも会えたし、ここらで…」

玄「あっ…」シュン

和「…そういえば、今日は玄さんの誕生日ですね、おめでとうございます」
京太郎「えっ!?そうなんですか!?」ビックリ

玄「そ、そうなのです!」

京太郎「なのです?」
玄「あ、今のは言葉の綾みたいな…その…」アタフタ

和「それで、残念ながら私はこれから用事がありまして…」

和「せっかくですしお二人で遊びに行ってはいかがですか?」

玄「ほえ?」

京太郎「あ、そうなのか…じゃあ、玄さん、一緒に遊びませんか?」

玄「い、いいの…?」オドオド
京太郎「いいも何も、こっちからお願いしたいぐらいですよ!一緒に遊びましょう!」

玄「それじゃあ、お願いするよ!」
京太郎「まずは駅の方に行きましょうか!」

ワイワイイチャイチャ

和「…はぁ、玄さんも奥ゆかしいといいますか、なんといいますか」

和「もっとストレートに好意をぶつければいいんですが」

和「その割には大胆な行動をしますけど…よく分かりませんね」

その後、京太郎の趣味などを執拗に聞いてくる玄さんに呆れる和がいましたが、今日も松実館は平和です。

カン!

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最終更新:2019年10月09日 10:51