久「あのね、須賀くんが私の匂いのこと、好きだって言ってきたのよ」
和「……へ、へぇ…」
咲「まぁ……匂いの好みは人それぞれだもんね」
優希「犬は変態だじぇ」
久「汗でベトベト、抱き竦められた状態で言われたのよー?やっぱり須賀くん……いや、京太郎くんは逞しいわよね」
咲「……四月馬鹿はもう終わりましたよ?」
和「それとも本当に馬鹿になってしまいましたか?」
優希「犬に恋人なんて考えられないじぇ」
久「ふふ、そうよねぇ。私よりも近くにいたのに、キッッッツイことばっかり言って逃げてた娘たちには、素直になるのは難しいわよねぇ…?」
咲「────!」
京太郎「竹井せ……久、買い物に行くんだろ?」
久「そうだったわね。じゃあ私達は仲睦まじく買い物に行ってくるわ。今日と明日は部室に戻らないから、施錠はしっかり頼むわよ」
京太郎「うわっと。抱き着かないでくださいよ。倒れたらどうするんですか?」
久「須賀くんがそこまで弱いとは思っていないわよ。受け止めてくれたじゃない?」
京太郎「まぁ、そりゃ恋人を怪我させられませんし」
咲「…………」
和「…………」
優希「………」
最終更新:2020年04月06日 22:31