京太郎「そそそそ染谷先輩!!」

まこ「おうおう、どうしたんじゃ京太郎」

京太郎「だだだだ大ニューちゅ…」

まこ「落ち着け、何言っとるのか分からん」

京太郎「と、とにかくこれを!」

まこ「なになに…わしのスピンオフ?」

京太郎「そうですよ!ついに染谷先輩にもスポットライトが…!」

まこ「おいおい、エイプリルフールはもう過ぎたけぇ」
まこ「第一、わしのような日陰者を主役においたところでのぅ…」

京太郎「いやだからホントなんですって!!ほら!ツイート元見て!!」

まこ「…ま?」
京太郎「マジです」

まこ「つまり…わしもスピンオフの主人公として連載されるということか?」
京太郎「と、いうことになりますね」

まこ「…い」
京太郎「?」

まこ「いつからじゃけぇ!!?」

京太郎「うおっ!?え、えーと、6/7からとのことでして…」

まこ「こ、こういうときはどうしたらええんじゃ!?」

まこ「肌荒れとかもケアして…おめかしとかもするもんなんか…?」
まこ「キャラ付けも濃くせんと…」

まこ「ど、どうしたもんか…京太郎」

京太郎「いや、俺に聞かれても…普段から出番ないし…」ズーン

まこ「そ、そうじゃったな、すまんすまん」

京太郎「でもまあ、普段通りでいいんじゃないですか?」

まこ「い、いや、わしは園城寺さんのようにかわいいわけでもないし…キャラも…」

京太郎「いやいやいや、染谷先輩だってかわいいですし、キャラもかなり濃いじゃないですか」

まこ「そ、そうか?」

京太郎「もっと自信もってくださいよ!ぶっちゃけ染谷先輩は結構人気あるんですからね!!」

まこ「ひゅぇ!?」

京太郎「テンパで緑髪でメガネっ娘で、メガネ外すとかなり印象変わるし、男子にも気軽に接してますし…」
京太郎「しかも、やたら距離感が近くてドキドキしてる人が結構いますからね!」

まこ「え、あ、そ、その…」

京太郎「現に俺もそう思ってますし!」
まこ「ひゃぃ!!?」

京太郎「無防備すぎて、たまに柔らかいの当たってますからね!!」
まこ「!!!??」

京太郎「染谷先輩は全く人気ない訳じゃないんですから、もっと自信もってください」ヤレヤレ

まこ「……」コクン

京太郎「…?」

京太郎(あれ…なんかすごいしおらしいというか、顔真っ赤にしちゃってる)
京太郎(なんかやらかしたか俺…)
京太郎(………)
京太郎(…めっちゃやらかしてる!!??)

京太郎(え、なに、何言ってんの俺、これってセクハラじゃね?)
京太郎(ととりあえず謝…っても、それはそれでおかしいというか、違う意味で捉えられそうというか…)
京太郎(ど、どうしよう…)

まこ「そ、その…京太郎」

京太郎「ひゃい!!?」

まこ「きょ、京太郎はわしのこと……」

京太郎「……」ドキドキ

まこ「……や、やっぱなんでもないけぇ」プイッ

京太郎「え、ちょ、ちょっと、つ、続きは…?」

まこ「や、やかましい!!この話は終わり終わり!!解散じゃけぇ!!!」

京太郎「それはいくらなんでも非道い!!」
まこ「あーあー、聞こえん聞こえん!!」ミミフサギ

京太郎「おうぼうだ!おーぼー!!」
まこ「あーあー!!」

京太郎「…期待してたのに」ボソッ
まこ「ひゃっ!!??」

京太郎「え、も、もしかして、聞こえてました――」
まこ「わわわわしは何も聞いてないけぇ!!」

まこ「おおっと、そうじゃった!スピンオフの打ち合わせの約束があったんじゃけぇ!!」
京太郎「絶対にウソでしょ!さっき知ったばかりじゃないですか!!」

まこ「じゃ、また明日!!」ダダダダ!
京太郎「そ、染谷先輩ー!!」

ガチャ、バタン!

京太郎「……こ、これはいけるんじゃァ」

その後、恋愛経験皆無の染谷まこが須賀京太郎の猛攻に耐えきれるわけもなく、今日も京まこナンバーワン!!

カン!

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最終更新:2020年04月06日 22:31