京太郎「どうしたんだ淡、今日は部活に行かないのか?」
誠「珍しいな。いつもならチャイムがなったらすぐ部室に走っていくのに」
淡「朝一の授業で帰ってきたテストで赤点取ったからテスト範囲の補習レポート出さなきゃいけないの!てかなんでキョウタロー達は帰る準備してんのさ」
誠「なんでって俺達は赤点とってないし」ホレ
淡「あわっ!?キョウタローは全部90点台!?ずっこい!」
京太郎「だって赤点なんか取ったらカピーをかまう時間が減るだろ」
淡「うわぁ~キョウタロー流石にソレはキモいって」
京太郎「ほほぅ…そういう事を言う奴には今回のテスト範囲を纏めたノート貸さなくてもいいよな」
淡「ぐぬぬっ!キョウタロー、そのノート見せて」
京太郎「お願いします、は?」
淡「なんでさ!別に見せてくれたっていいじゃん減るもんじゃないし」
京太郎「どうした?お願いしますって言ったらたらノート貸してやるって言ってるのになぁー」
京太郎「別に無理にとは言ってないしなぁ~お前がどうしても見たいって言うなら貸してやるって言ってんだぞ?」
淡「うぐぐ…」
誠「京太郎も淡ちゃんおちょくるのもソコまでにしとけよ、ほれ淡ちゃんノートのコピー。大会近いんだろ?さっさと終わらせて部活がんばれって、な?」
淡「流石誠!どっかのカピバラ馬鹿とは違うね…あれ、この文字キョウタローのと似てない?」
誠「だってコイツが淡ちゃんの為に準備した奴だしな。昼飯のときに俺達外に食いに行ってたろ?その時にコンビニでコピーしてたんだよ」
京太郎「おい誠なに勝手にネタばらししてるんだよ」
誠「あのなぁ京太郎、前から言おうと思ってたけど男のツンデレは正直気持ち悪いぞ?素直に渡しとけって」
淡「にへへ~キョウタローってばそんなに淡ちゃんの手伝いしたかったんだ~」
京太郎「…こうなるのが目に見えてたから素直に渡したくなかったんだよ」
淡「でもどうしよっかなーこういうのは自分で勉強しないと意味が無いしぃ」
京太郎「そっか。じゃあコレいらないな補習ガンバレよ」
淡「あーウソウソ要る要るから」
誠(ったくこいつ等は何で互いの事になるとここまで面倒くさくなるんだか)
カン
最終更新:2020年04月06日 22:33