自由奔放、軽妙洒脱、洒洒落落そんな言葉が服着て麻雀を打ってるような女性、それが三尋木咏である

そんな女性と付き合うのは生半可な事ではないと京太郎は恋人時代に身に染みていたし

そんな女性を支えることに大きな幸せと喜びを覚え結婚を決めたのもやはり京太郎だった


家に帰れば風呂は自分好みのお湯加減

ご飯時では一汁三菜、上げ膳据え膳

床では与える時は娼婦のように受け取るときは淑女の様

結婚後の三尋木咏はプロ雀士として活躍する傍ら今どきそこまでというくらい完璧に夫を立てる妻だった

旧家としての躾か何かで意に沿わない事をしてはいないだろうかと気を揉んだ京太郎が問うと咏ははっきりと言った

咏「私がお前に尽くしたいんだよ」

自分が破天荒という自覚のある彼女のルールにおいて尽くしたくなるほど惚れた相手でなければ結婚などしない

もちろん色々な意味で強かな咏は、奉仕精神が少し多めな京太郎の気持ちを察して家の外では恋人時代のように夫を振り回すことも忘れない

人生も麻雀も緩急が大事、超火力で旦那様を攻め立てるなど彼女には容易いことなのだから

カン!

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最終更新:2020年04月06日 22:53