京太郎(今日は巫女さんいるのかな…)
霞「あら、京太郎くん…だったかしら?おはようございます」
京太郎(うお……石戸さんか!)
京太郎「おはようございます、石戸さん。名前を覚えてもらって嬉しいです」
霞「あら、そうかしら?毎日のように朝練してるんだもの、私達の間でもたまに話に出るのよ?」
京太郎「嬉しいような…恥ずかしいような……」
霞「照れることはないわ、頑張る男の子は素敵だと思うもの」
京太郎「石戸さんみたいな美人さんにそう言われると、嬉しいです」
霞「…………」
霞「私は石戸霞よ。石戸だと従妹もいたりするから、出来れば霞と呼んでね?」
霞「そう、そう呼んでね?……でも、少し恥ずかしいわね。まるでカップルみたいだわ」
京太郎「────俺といわ……霞さんがカップルなんて、そんな、釣り合いませんよ」
霞「私じゃ役者不足かしら…」
京太郎「そんな、とんでもない!俺のほうが………」
霞「じゃあ、一つ良い事を教えてあげる。私の胸、触ってみて?」
京太郎「ふぇっ!?」
霞「ふふ、冗談よ。ただ、京太郎くんと話している時はずっと、胸がドキドキと高鳴ってるの。次は私の胸に、心に触れて、その高鳴りを感じてほしいわ」
京太郎「そんな、急に…」
霞「あらあら、長く話し込んじゃったわね。始業時間には間に合うかしら?」
京太郎「──あ、やべっ!じゃ、じゃあ、俺は行きますから!」
霞「行ってらっしゃい、頑張ってね?───旦那様?」
最終更新:2020年04月06日 23:25