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近代文明の世界の国家・地域一覧

+ 【フォーレンチア帝国】

【フォーレンチア帝国】

●概要

西洋風。立憲君主制・皇帝制・議院内閣制の国家。
憲法上同等の権利を持つ平民と貴族が皇帝の下に一致団結して国政に参与するというのが建前。
しかし実際は財産資格による制限選挙制であり、政治に参与できるのは中産階級以上のブルジョワ層に限られる。
それゆえ労働者階級の意見が国政に反映されず、資本家による搾取のもと劣悪な労働環境が問題となっている。

国内の魔導兵器の製造を一手に引き受ける巨大企業など、独占資本が発達しており、帝国の世界トップクラスの経済力・軍事力を支えている。
国政においても最大級の発言力を持つのは、財閥総帥や大銀行家といった財界の大物達である。

国外市場の拡大や資源の確保を目的に植民地政策を展開し、名立たる列強の中でも最大の規模の大帝国を築く。
その強大な国力故に常に諸外国からの警戒の目に曝されているが、その国力を背景にフォーレンチアが列強間の利害調整を行うことで、結果的に大戦争の発生が防がれていることもまた事実である。

宗教としては古来からの一神教が存在し、教会は人々の信仰の場であると同時に、人心を乱す悪魔から人々を守るエクソシストの機関でもあった。
しかし何時からか上位聖職者たちは賄賂などにより国家権力と結びつき、教会組織は腐敗。
教会は、政府にとって都合の悪い人間を一方的に悪魔の手先と認定し、エクソシストを差し向けて排除するだけの弾圧機関と化してしまった。

なお、政府は陰でカノッサ機関とも親密な関係を築いているらしく、機関からの援助もまた、帝国の強大な国力維持に一役買っているようだ。

+ 【フォーレンチア領メセナー】

フォーレンチア領メセナー

●概要

フォーレンチア帝国の植民地の一つ。
元々この地には人間がおらず、多種の亜人種が暮らしていた。
その中でも二大勢力を誇っていたのはドワーフとオークであったが、両種族間では時には多種族をも巻き込む抗争が繰り広げられていた。
しかし、列強フォーレンチア帝国が強大な軍事力を以ってこの地を占領し、二大種族は他の中小の種族もろともその支配下に置かれることとなった。
現在では帝国の植民地政府の下で、本国からのヒトの移民が特権階級として、原住民の亜人種は下層民として存在している。
ただし、ドワーフに関しては労働条件や政治上の扱いなどにおいて他亜人種よりも優遇されている。
このことからドワーフは今までに増して露骨にオークを見下すようになり、オークの側もそれに対し反発を強め、両種族間には相も変わらず対立が絶えない。
「手先が器用で優れた労働力を有するドワーフが優遇されるのは当然」
という意見が存在する一方で、
「待遇の格差は、両種族の対立を煽り、植民地支配に向けられるべき彼らの不満の矛先を逸らすための植民地政府による分断統治である」
との見方も存在する。

●地理

大陸の南方に存在し、高原・河川・森林・草原・砂漠といったあらゆる自然を包括した広大な土地。
中小亜人種の中には、特定の地形にしか暮らしていないものも存在するようだ。

●旅行・滞在の際の注意事項

亜人種が圧倒的多数を占める地域なので、非人間であっても自然に溶け込めます。
また、人間は支配階級なので、人間であっても表立って嫌がらせを受けることはなく、例え受けたとしても憲兵隊に任せれば問題ありません。
ただし、ドワーフとオークによる暴力沙汰に遭遇することが多々あるのでご注意ください。

+ 【シュリジア共和国】

【シュリジア共和国】

●概要

西洋風。共和制・大統領制・議会制の国家。首都名はエルモワート。
過去の革命で王族・貴族による寡頭制を打破し、自由・平等という理念のもと現在の政府と体制を樹立し、それは主に革命の主体たる富裕層(ブルジョワ層)の主導で運営されてきた。
科学技術の高度化に伴う産業発展の恩恵を受け国内経済は潤ったが、結局のところそれはブルジョワによる労働者の酷使を土台に生み出された繁栄でしかなかった。
選挙制度も財産資格制をとり、大多数の労働者に政治的発言権はなく大統領職・議会共に殆どの場合ブルジョワ派が占めてきた。

過去の革命により魔法の保有者たる王族・貴族は殆どが国外に亡命したため、フォーレンチア帝国と異なり科学と魔法の融合は見られず、専ら科学が優勢な国である。
それに伴い合理主義が最も優勢な国であり、学芸の保護にも積極的で、また進取の気風が国民性として根付いている。

対外的にはそこそこの成功を収めているようで、フォーレンチア帝国には及ばないが広大な規模の植民地を保有する。
政治情勢的には不安定ながら、その国力は国際的には列強の一角に数えられるほどである。

宗教もフォーレンチア帝国と同じ宗教が信仰されているが、合理主義の煽りを受けてか他国に比べるとやや影が薄くなっている感は否めない。
教会は専ら人々の信仰の場とだけ位置づけられ、悪魔退治は国軍の仕事である。

●最近の情勢

労働問題に何ら対策を打たないブルジョワ本位の議会に対して、民衆の中で反議会的な風潮が支配的に。
そんな国内情勢を見た急進的政治家や政治的復権を狙う一部の亡命貴族(クーデターの勃発以後、彼らは民衆により「英雄」と呼ばれることになる)は団結し密かに軍部・警察の一部や報道機関等を抱き込み、首都でクーデターを決行。
だがクーデター計画は事前に察知され、それは万全の警戒態勢で体制側に迎え撃たれる結果となった。
現在ではクーデター側と体制側が首都を中心に一進一退の攻防を続け、国内は内戦状態に陥っている。

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最終更新:2014年08月31日 17:11