七つの大罪とは
かつて神が人を作った時、原初の人はみな「罪」を持っていた。傲慢、憤怒、強欲、嫉妬、怠惰、色欲、暴食。
人々は罪を「抗いようのないもの」として受け入れ、それらの罪をを当たり前のように犯しながら暮らしていた。
そしてそれを見かねた神は世界中に使徒を送り、神の教えを授ける事で原初の人から罪を消し去ってしまおうとした。
結果として人は罪を恐れるようになった。人は罪を忌み嫌うようになった。しかし人から罪を消すことは出来なかった。
それでも神は人を救いたかった。そこで神は使途たちには人から罪を無理矢理にでも取り除くよう命じた。
それが人の為だと考えたからだ。
人々から罪は消えた。しかし罪そのものが消えた訳ではなかった。人から取り除かれた罪は遠くへ連れて行かれた。
罪は人間たちの渡ることの出来ない北の大陸に閉じ込められた。そこで永い時を過ごした。罪は悲しんだ。
海峡を渡って人のもとへと還ろうとする罪は沢山いたが、その殆どは北の海峡に沈んで死んだ。生きて渡れた罪は僅かだった。
憑代を失った罪たちはやがて同じ罪どうしで寄り添い、固まって、そして大罪が生まれた。大罪は七つだった。
このとき神は知らなかった。自らもが「罪」を持っていたことを。自らの傲慢と独善が災厄を生み出してしまったことを。
―エリュシオン世界神話、第七章五節より引用
大罪とその所持者
【傲慢のルシファー】
| 所持者 |
シファル・ルーキフェル |
| 恩恵 |
底無しの魔力と絶対防御 |
| 代償 |
必ずつきまとう独善と傲慢 |
神すらもが持っていた原初の大罪。
どんな人間の心にも必ず存在する感情であり、同時に最も普遍的な罪でもある。
その規模ゆえに実質的に全大罪中最強クラスの実力を持つ。
【憤怒のサタン】
| 所持者 |
サイファー・シャイターン |
| 恩恵 |
破壊的な身体能力と闇の力 |
| 代償 |
沸々と湧き続ける抑えられぬ怒り |
神すらもが持っていた原初の大罪。
傲慢と独善には及ばぬもののそれでもほとんどの人間が覚える感情。
傲慢とほぼ同等の実力を持つ、強大な大罪である。
【強欲のマモン】
| 所持者 |
マモニス・アルバトロ |
| 恩恵 |
無限の富と永遠の命 |
| 代償 |
無限の刻と永劫の苦しみ |
神によってではなく、人がその手で作り出した大罪。
永遠の命を持ち、空間を切り裂いて別の空間と繋げることが出来る。
留まる処を知らない向上心が人を狂わせた。
【嫉妬のレヴィアタン】
| 所持者 |
レヴィ・ルビィ・ルイズ |
| 恩恵 |
破滅的な呪いと他人を引きずり下ろす力 |
| 代償 |
決して高みに昇れぬ劣等 |
神が人に授けた「他人を羨む気持ち」が歪んで生まれた大罪。
他人の優れた所を殺すことと報復や復讐に特化した能力。
羨みはやがて妬みに代わり、上り詰めることよりも引き摺り下ろすことを望むようになる。
【怠惰のベルフェゴール】
| 所持者 |
ベル・ブルーベリ |
| 恩恵 |
思考の具現化と自動実行 |
| 代償 |
何も為す事の出来ない無力 |
神が人に授けた「安らぎを求める想い」が歪んで生まれた大罪。
思い浮かべた事象をすぐに実現してくれる力と引き換えに行動力を失う。
完璧な自動化は人自らの力を弱める要因となる。
【色欲のアスモデウス】
| 所持者 |
ニキ・シュトゥルムヴェヒター |
| 恩恵 |
人心掌握と圧倒的カリスマ |
| 代償 |
決して満たされない欲望 |
神が人に授けた「他人を愛する心」が歪んで生まれた大罪。
恋や愛に関する患いを持つものを狙って憑依する。人心掌握や魅了が得意。
届かぬ愛や叶わぬ恋、愛別離苦などと向き合うことを恐れてはならない。
【暴食のベルゼブブ】
神によってではなく、人がその手で作り出した大罪。
群体であり、一体一体は視認が不可能な程小さなサイズである。
大罪の中では唯一実体を持ち、その姿は蠅の様なもの。
ちなみに本体は宿主ではなくベルゼブブそのものである。
最終更新:2015年03月01日 00:54