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学科 - (2007/12/04 (火) 23:09:45) の編集履歴(バックアップ)


いわゆる筆記。

初段問題

1.射法八節を列記しなさい。
射法八節とは、1.足踏み 2.胴造り 3.弓構え 4.打起し 5.引分け 6.会 7.離れ 8.残心(身) のことをいう。

2.基本の姿勢と基本の動作を列記しなさい。
基本の姿勢とは、(1)立った姿勢 (2)腰掛けた姿勢 (3)坐った姿勢 (4)爪立って腰を下ろした姿勢(跪坐、蹲踞)の4つの姿勢をいう。
基本の動作とは、(1)立ち方 (2)すわり方 (3)歩き方 (4)停止体の回り方 (5)歩行中の回り方 (6)坐しての回り方(開き足) (7)礼(坐礼・立礼) (8)揖の8つの動作をいう。

3.「胴造り」について書きなさい。
「足踏み」を基礎として、両脚の上に上体を正しく安正におき、腰を据え、左右の方を沈め、脊柱及び項を真っ直ぐに伸ばし、総体の重心を腰の中央におき、心気を丹田に収める動作。
この場合、弓の本弭は左膝頭におき(股間に入れない)、右手は右腰の辺りにとる。
全身の均整を整え、縦は天地に伸び、横は左右に自由に動けるような柔らかく、且つ隙のないからだの構えを作り、気息を整えて次の動作に移る。
この「胴造り」は、「弓倒し」後の閉じ足まで保持しなければならない。そのため「胴造り」は、行射の根幹であり、射の良否を決定するといわれる。
 五 胴
(1)反る胴(上体が後方に反る)矢を遠くに射流すとき。
(2)屈む胴(上体が前に屈む)強い弓を引くとき。
(3)懸る胴(体が的に傾く)近い物または低い物を射るとき。
(4)退く胴(体が右に傾く)遠い物または高い物を射るとき。
(5)中胴(中正な同=至極の胴)的前のとき。


4.「執弓」および「弓構え」について述べなさい。
「執弓」
弓道の基本の姿勢である。
両足は平行に開き、男子は約3cm程に開き、女子は両足をつけて、足裏から項(うなじ)まで、体を真っ直ぐに伸ばす。
両拳は、腰骨の辺り、腸骨上端を親指でおさえた位置で、両肘を張り合わせ、目づかいは鼻頭を通して約4m先に落とす。
弓を持つ左手は会の弓手の手の内、矢を持つ右手は同じく会の妻手の手の内、と同じ気持ちで持つ。
弓の先(末弭=うらはず)は、体の中央にあって、床上約10cmぐらいに保持し、矢先は弓の先に向かい、延長して弓の末弭と交わること。(二等辺三角形をなす)
弓と矢は、水平面に対して同じ角度。
歩行中も末弭は、床上約10cmぐらいを保持し、正坐又は跪坐の場合は末弭は床につく。
心気を整え、伏さず、反らず、堅からず、緩からず。自然体で体と弓が一体となること。
矢の持ち方には、射付節を持つ場合と、板付をかくして持つ場合がある。

「弓構え」
「取懸け」「手の内」「物見」の三動作を含む。
「取懸け」は弽の拇指を弦にかけ、四つ弽の場合は、薬指で拇指を押さえ中指・人差指を添える。三弽の場合は中指で拇指を押さえて人差指を添え、共に拇指ははねるようにして柔らかく整える。(懸口十文字)
「手の内」は、左手で弓の握り革のところを握ることである。
それから、視線を矢通りに、首を正しく、的を注視する。これが「物見」である。この場合、手首や肘はやわらかく物を抱くような気持ちで弓矢を保つ。


5.あなたが弓道をして、良かったと思う点を書きなさい。
集中力、忍耐力の上昇。
姿勢が良くなった。
礼儀作法が身に付く。
たゆまなく向上を目指す先生・先輩・友達に巡り合えたこと。   等

6.弓道を学ぶ目的について記述しなさい。
我国固有の伝統的武道の理解。
基本の動作、射法八節を身に付け、その技術を高める。
弓道を学ぶことにより、集団生活に於ける礼儀作法や相手の立場を尊重する心、集団での協調性を身に付ける。
弓道により養われた心で社会奉仕の態度を養う。
障害を通して、継続的に体力に合わせて修練し、健康の維持、増進に努める。
”矢を射る”という特異な技能構造により、安全に対する態度を養う。   等


7.危険防止にはどんな対策が必要か書きなさい。
<用具面>
弓、矢は完備した物を使用する。


8.正しい「足踏み」の仕方を書きなさい。
両足の先を的と一直線上に、外八文字約60度に踏み開く。
両足の間隔は自己の矢束。


9.次の用語にゆりがなをつけなさい。(10語出題)
袴(はかま)
足袋(たび)


10.弓を始めた動機について述べなさい。
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