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らき☆のべ

こなた編1P

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lakcy

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「4月から陵桜の生徒なんだな、俺」

そんな事を呟いてる今が幸せなのかもしれない。
俺の名前は長瀬桜花。
4月から陵桜に入る事になったのだが、
困った事に田舎で育った俺は思い出と共に、
友達と両親を故郷に置いて来てしまった。
いや、格好つけても無駄なんだけど。
正直に言うと、寂しいという感情が井戸水のごとく沸いて来ていた。

「ま、友達作りをミスらなきゃ大丈夫だろ」

そんな感じでのんきに通学路を歩いていた。
田舎から出てきたばっかりで、地図に頼らないと道が分からない
という状況だが、時間もあるんだ。
大丈夫だよなとか考えていた。

曲がり角を曲がった。カーブミラーで先を確認する癖を持たない俺は、
角の先から突き進んでくる女の子を察知するの事が出来なかった。

「ちょっ、あぶなーーー!?」

無論、俺はかわすことも出来ずに無様に尻もちをついてしまった。
何が起こったかも分からなかった俺に、少女は手を差し伸べていた。

「ご、ごめん・・・大丈夫?」

手を差し伸べてくれた少女を見ると、可愛い少女だった。ただ、気になるのは何でちびっ子が
俺の通うことになってる陵桜学園(無論高校なんだぜ?)の制服を着ているのかっていう訳で。

「えーっと・・・陵桜の方ですか?」

念には念を入れて聞いてみた。
そこらへんの怪しい喫茶店のメイドさんだったりしても嫌だからな。
いや、ぶっちゃけると労働基準法に触れないだろうな
とかいう疑問も浮かんだくらいだからな・・・

「え、うん。私は三年の泉こなただよ。」

んー、えっと・・・律儀に名前を名乗ってくれたりするのはありがたい。
でもな、三年って事はないだろ。
何で俺と同い年なんだとかそういう疑問がまた浮かぶわけで・・・
いやもういいか。失礼すぎるな、俺。

「あれ?どうかした?もしかして具合を悪くしちゃった?」

心配そうに俺を見つめてくれるわけなんだが、
それもどこか幼さが・・・ってしつこすぎるな、俺。

「ううん、大丈夫さ。」

俺は立ち上がって、制服についた砂埃を手で払いのけた。

「あ、俺の名前は長瀬桜花。よろしく」

相手が名前を名乗ってくるならこちらも名乗るというのが礼儀だろう。
俺は自分の名前をこなたさんに告げた。

「ふーん、長瀬君か・・・よろしくね」

っておいおい、転校初日から女子と友達になるってどんだけだよ。
女と接した事は皆無な俺は、どうしても妙な考え方をしてしまうようだ。
そんな事を考えていたとこにこなたさんが、

「へぇ~・・・もしかして、フラグ立った?」

「は?」

「顔が赤いよ~?」

ニヤニヤしながら言ってきたこなたさんの一言にはっとした俺は、慌てて頬を触ってみた。
熱かった。いや、決して今日が暑い日な訳じゃない。
無意識のうちにこんな事になってる自分は単純なのか?
むう、心外だな・・・・

「あっ、もう時間ヤバいね・・・]

「えっ?」

慌てて携帯を開いてディスプレイを見ると、もう8時25分を回っていたのだ。

「んなーっ!いつの間にこんなに経ってるんだ!」

「よし、走るぞ長瀬君っ!」

「お、おおー・・・って速ぇよ!」

俺がこなたさんを見た時にはもう100m近く離れていた。

「うっわー・・・奥歯に加速装置でもついてんじゃねーか!?ぶっちゃけありえねー!」

俺も慌ててこなたさんの後を追った。

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