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こなた編 2P

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lakcy

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駆け込みでギリギリセーフだった。いやぁ、危ない危ない。
こなたさんには完全に置いて行かれてしまっていた。幾らなんでも速すぎるぜ・・・
男の俺が簡単に置いて行かれちまったよ。
ま、それはさておきだが、俺は職員室に行って編入手続きやら
なんやらの書類を提出する事になっていた。
というわけで職員室に特攻隊のごとく突っ込むわけだ。

「だ、誰か居ますか~?」

朝の職員室はなにやら静寂に包まれていた。
コーヒーの匂いが漂っている。
よーく見ると教職員の机にはMyカップと思われるマグカップが必ず一つは置いてあった。
うーむ、納得。
俺がそんな事を考えていると、

「ん?何や?」

関西弁な誰かの返事がした。俺は慌てて返答する。

「あっあの・・・今日編入してきた長瀬ですけど・・・」

「あー、はいはい・・・」

どっこらせ、という妙に年寄り臭い掛け声が聞こえたが無視しておこう。
俺の目の前に来たのは金髪の普通に若そうに見えるな。

「あーそうや今日やん、転校生来る日っちゅーのは。」

ん?何か違和感があるな・・・いや、俺は地元の人とかじゃないから
イマイチ分からないのだが、発音に妙な違和感を感じる。

「せや、自己紹介をしとこう。ウチはアンタの担任の黒井ななこっちゅーんや。よろしくな」

「は、はい」

とりあえず、そんなに怖そうなイメージは無いな。
俺の授業中の惰眠ライフは崩れそうに無い。やったぜ。

「よし、もう時間もキツいし早速教室行こか」

「はい」

黒井先生は俺の渡した書類を自分の机に放り投げると(っておい!)、
つかつかと教室があるであろう方角に歩いていった。

付いて行った先には、「3年B組」と書かれた札がぶらさがっている教室があった。

「ここが・・・俺のクラスか」

「せやで。高校最後の年を満喫するこったな」

先生はかっかっか、と笑うと教室の扉に手をかけ、

「入れ言うたら入れよ」

それだけ言い残して教室に入って行った。
ま、妥当な入り方なんだろうな。
朝の会で謎の(?)転校生登場~って感じになる事を期待しておこう。

「よし、お前等喜べ。今日は転校生が来とるでー」

先生の声の後に続くようにどよめきが聞こえた。
いやいや、あんまり期待しないでくれよ。

「よーし、じゃあ挨拶してもらおか。長瀬、入れー」

「はいっ」

これだけははっきり言わないと駄目だと勝手に思っていた。
さて、どうなるんだろうな。
いきなり某有名ドラマみたいに集団リンチとかじゃあるまいな?
これからの学校生活に多量の期待と少量の不安を持ちつつ、俺は扉を開いた。

入るとご丁寧に沈黙の空気で俺を出迎えてくれた。
おいおい、視線がヒャダル○並に痛いのは気のせいか?
くだらない事を考えつつ俺は教卓の前に立った。
さーて、大切なのは第一印象だからな。

「皆さん初めまして。僕はこの度陵桜学園に編入した長瀬桜花です。これからよろしくお願いします」

至ってシンプルな自己紹介を終えると、
皆からちゃんと拍手が返ってきた。やれやれ、第一関門突破か。

「よーし、自己紹介も済んだし授業始めるでー。長瀬、泉の隣に座りー」

ほいほい、泉さんの隣か・・・ってあれ?泉?

「やっほー」

俺に声をかけたのは見間違いじゃない、今朝あったこなたさんだった。

「何や何や、自分等知り合いかー?」

「ええ、まぁ」

俺が返答すると泉さんが、

「転校初日にして早くもフラグ樹立を達成した男の子です」

というよく意味の分からない補足をした。

「泉・・・なんやそれは・・・」

「いやいや、先生にはまだまだ理解できませんよ」

こなたさん・・・残念(?)だが俺にも理解できん。いや、しない方がいい。
これ以上ツッコミを入れるのもアレなので黒井先生は授業を始めた。
さーて、一時間目だな。

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