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らき☆のべ

こなた編 8P

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lakcy

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翌朝。
俺の貴重な惰眠の時間が終了するのが刻一刻と迫って来ていた。
その終了時間はいつもより若干早かったかな。

ピーンポーン・・・

自分しか居ない静寂な家に響く呼び鈴の音。
返事をするという行動が重労働に感じたが、
俺はしぶしぶながらに布団から起きて玄関へと向かった。

「誰だよ」

扉に向かって言った。
寝起きの俺は機嫌が悪いんだぜ?

「私だよ」

意外な客に度肝を抜かれる所だった・・・
その声の主は言うまでも無いだろう。
こなたさんだ。何なんだ?こんな朝から。
たとえこなたさんであろうとも俺の惰眠を邪魔するなら容赦は・・・するけどな。

「何ブツブツ言ってんの?もう遅刻するよ?」

はい?
俺は背筋に悪寒を走らせつつも壁にかかっている時計を見た。

「え、えーと・・・8時10分・・・はぁあああああ!?」

ちょっと待て!それってリアルにヤバいだろ!
門が閉まるのは30分だし、こっから普通に陵桜行くと30分かかるんだよ、どーだ、参ったか!
俺がな!

「早く準備して?遅刻するよ?」

うおーい、こっちも必死なんだよーい!
急いで制服に着替えて鞄を手に取り家から飛び出した。
玄関前ではこなたさんが待っていた。

「電車には間に合わないと遅刻だね」

ちなみに間に合う電車の最終は今から5分後・・・
駅まで歩いて10分。

「おおおっ!走るぞこなたさんっ!」

はいはい、と言ってからこなたさんは走り出した。
しまった・・・こなたさんが走ると狐より(?)速いんだった・・・

結局俺は置いていかれましたとさ。


さて、かなり疲れて学校。

「なぁ・・・今日創立記念日じゃなかったっけ・・・?」

息切れしつつも俺はこんな疑問をこなたさんにぶつけていた。

「そうだよ?」

ええー・・・当然の様に言うのはやめていただきたい・・・
っていうか俺の惰眠ライフを返せぇー・・・
とは言えない訳で。

「じゃあ何で学校来たんだよ・・・」

苛々しつつも俺は聞いた。

「話があるんだ」

話?何だよ、それ。
そう思った時、直感のような感覚が働いた。
今まで心に引っかかっていた何かが解けそうな予感・・・とか。
いや、自分でも何を言いたいのかは分からん。
でもな、俺は思うんだ。

小説の中で起こりそうな奇跡が起こるんじゃないか?と。



俺はこなたさんに連れられて学校の中庭まで来ていた。
何故だろうな。胸の鼓動がどんどん早まってくるような気がしたんだ。
俺はこんな直感持ってる訳無いと思うんだが・・・
いや、どんな直感だよ。

「座ろう?」

こなたさんが言うので俺は中庭の木陰に腰掛けた。
そよそよっという涼しげな風が耳元を駆け抜けて行くのが分かる。

「・・・昨日はありがとうね」

こなたさんの第一声だ。

「何が?」

「・・・買い物に付き合ってくれてさ」

何だ、そんな事か。本気で嫌なら即刻断ってたさ。

「そのー・・・電車での事なんだけど・・・」

「それはもういいよ」

俺は溜息混じりに本心を言ってやる。

「あんまり言われると複雑なんだ。嫌われてるみたいでさ。大体、あんなに可愛い顔見れたんだし、等価交換は成り立ってるさ」

言ってて後悔したさ。俺は。しかし、こなたさんは想像以上に純粋な心を持ってるようで一発で赤面した。
それも可愛いね。・・・いかん、これ以上は遠慮しておこう。

「・・・気にして無いならいいんだ」

こなたさんは咳払いを一つしてその口から言葉を紡ぎだした。

「それで・・・話だけど」

来た。俺の直感の謎が解けるな、これは。
それもまた直感で感じた事なんだ。

「私・・・」

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