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らき☆のべ

かがみ編2P

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lakcy

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その日の放課後。
女子と肩を並べて下校するという誰もが望んでいる夢を実現させている僕は、
柊さんとテストの事について講義していた。

「はぁ~、今回も範囲広いよね~」

「そうね、気合入れてやらないと駄目ね」

「そういえばつかささんは?」

「つかさ?つかさは用事で先に帰っちゃったらしいのよ。こなたが言ってた」

「へぇ~・・・」

―――無言が続く。

(間がもたないなぁ・・・)

どうしよう。もう話題が尽きた。僕にはこの程度の会話が限界だったようだ。
僕にもう少し話術があればこんな事で困ることも無いんだろうなぁー・・・
こういう時、バラエティの芸人がいかに凄いのかを実感するね。
―――ゴメン、ちょっと分かり辛いか。
あーあ、だから僕には話術が必要・・・

「・・・ねぇ」

柊さんがいきなり口を開くので反射的に後ずさりをすると、隣には柊さんが居らず、
咄嗟に後ろを振り向くと、

「どこまで行ってるの?ウチの家、通り過ぎちゃったわよ?」

柊さんは呆れ顔でこちらを見ていた。

「ご、ごめん・・・」

「ま、いいわ。アンタっていっつもそうだからさ。どうせ私との会話が持たないーとか考えてたんでしょ?」

お、お見通しか。流石と言うべきか。

「う、うん」

僕は素直に肯定しつつ、玄関前の門を通って、お邪魔させてもらった。






「お邪魔しま~す・・・」

「そんなに気張らなくてもいいわよ?くつろいでよ」

「あ、じゃあお言葉に甘えて・・・」

「ていうか、笹野君初めて来たわけじゃないんだから・・・いい加減慣れてくれてもいいのに」


そうだった。今回の柊家来訪は多分2、3回目だと思う。
バレないようにしないと、クラスの男子からの嫉妬が凄まじいかもなぁ。
柊さん、結構モテるかもだし。

「あ、あはは・・・」

とりあえず笑うしかない情けない僕は、

「まぁ、お茶でも淹れてあげるから勉強の準備始めてなよ」

というお言葉に甘える事とした。
僕が軽く頷くと、柊さんは部屋を出て行った。

「ふぅ・・・意識しすぎだよなぁ・・・」

やれやれ。
どんだけ女の子との付き合い方のスキルが成長していないんだろうね。
世の中の男子学生はもうちょっと話し方のスキルとかのレベルは高いのだと思うけれど。

「あ、笹野君だ」

声がした方を見てみると、そこにはつかささんが立っていた。
柊さんと話すようになってから知り合った双子の妹さんだ。
双子、と言う割には似ていない気もするのだけれど、
一卵性双生児・・・だっけ?それではなくて二卵性双生児だから、
普通の姉妹程度の違いは出るらしいね。

「いらっしゃ~い」

その柊さんとあまり似ていないつかささんは、ニッコリ笑って僕を歓迎してくれた。

「あ、お邪魔してます」

僕も挨拶を返すと、丁度いいタイミングで柊さんが返って来た。

「ほい、淹れてきたよ」

「あ、ありがとう」

僕は慣れない手つきでお茶を受け取った。
ってあつっ!・・・僕は必死に悟られないように頑張った。
くっそ、話術のスキルだけじゃなくて熱い物を取り扱うスキルも必要なのか!
僕が一人でそんな茶番をやっていると、柊さんとつかささんの目があっているのを目撃した。

「・・・じゃ、笹野君。勉強会、始めようか」

と言ったのはつかささんで、柊さんは何も言わずに僕の目の前に座った。
ちょっとややこしいかもしれないが、この現状は言わなくてもほとんど理解出来るだろう。
仲が良かったはずの、あの二人があのような・・なんて言うべきなのか。
とりあえずなんか女の修羅場(?)みたいな感じの痛い雰囲気を醸し出すなどとは
僕には天地がひっくり返ってもありえないと思っていた事なのだ。

えっと・・・とりあえず始めようか?
始めていいんだよね?

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