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らき☆のべ

ゆたか編 2P

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lakcy

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翌日。

俺は、キーボードを前にして爆睡していた。

「へ・・・へへへ・・・・燃え尽きたぜぇ・・・」

結局、徹夜して書き直したのである。

今度はちゃんと完成した。

「さて・・・・学校・・・行かなきゃ・・・」

俺は、鞄と完成した書類を持って家を出た。

「・・・・・コーヒーでも買うか・・・」

近くの自動販売機で、俺は眠気覚ましのコーヒーを買った。

「ふぅ・・・」

ほっと一息ついて、朝の空を眺めた。

眠い。

空を見てもそんな感想しか出てこなかった。

「・・・・・・・・行くか。」

まだ静けさのある通学路。

俺は、ふらふらと通学していた。

時間もあるし、のんびりなのはいいのだが―――

ガツン!

「ごはっ!?」

目の前を見ると、灰色の壁・・・じゃなくて電柱があった。

「・・・・寝ぼけてるな。しっかりしないと・・・」

気を取り直して、俺は歩き出す。

しばらく無言で歩き続け、角を曲がる。

すると―――

「はぁ・・・はぁ・・・駄目・・・みなみちゃんが・・・」

「?」

俺が見たのは、道でうずくまっている少女。まるで小学生のような小さい・・・

「・・・陵桜の生徒か!」

しまった、失言だったな。

相手は俺と同じ高校生。決してガキ扱い等してはいけない。

「どうした?君はどうやら一年のようだが?」

俺は、その少女の近くに駆け寄った。

「あ・・・」

その少女は息を切らしているし、顔も熱っぽそうに火照っていた。

「・・・・具合が悪そうだな。大丈夫か?」

少女は、明らかに無理のある作り笑いをして、

「だ・・・大丈夫です・・・」

と言った。

「・・・大丈夫じゃ無さそうだな。」

俺は少し考えてこう言った。

「手を貸して。」

「え・・・?」

「行こう。学校に。」

俺は微笑んでそう言ってやった。

「あ・・・本当に大丈夫ですから・・・」

「何を言ってる?大丈夫にはとても見えないな。生徒会長として、困ってる生徒は助けないわけにはいかない。」

「・・・・生徒会長だったんですか?」

なんと。全く、心外だな・・・

俺ってそんなに不真面目に見えるだろうか?

「あっ・・・別にそういう意味じゃなくてですね・・・」

いやいや、まだ何も言ってませんが?

ま、今はどうでもいい。

「・・・・ふぅ。じゃ、行こっか。」

「えうう・・・すいません・・・」

少女は申し訳なさそうな顔をして、俺の手の平に手を置いた。

俺は優しくその手を握ってやり、歩き出した。

「あ、そうだ。君、名前は?俺は3年の八島幸一。」

「小早川ゆたかです・・・1年の。」

へぇ、1年か・・・勿論高校の。・・・世の中って広いよな。

こんな小柄な・・・いや、これ以上言うのはよそう。

人を見た目で判断するなんて、人として最低だ。

「あの・・・八島先輩。」

小早川さんが口を開く。

「何だ?」

「えっと・・・向こうのバス停に行ってくれませんか?」

少女はまた申し訳なさそうな顔をする。

「いいけど・・・どうして?」

「友達の・・・岩崎みなみちゃんが待ってるんです・・・だから・・・」

「あ、そうか。分かった。」

朝から子守―――いや、人助け。

俺は、その日はいつもと違う何かが起こる予感がした。

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