らき☆のべ
ゆたか編 4P
最終更新:
lakcy
-
view
その朝、結局岩崎さんという人は来なかった。
後で先生に問い合わせたところ、風邪で欠席だそうだ。
小早川さんもあまりに症状が酷いので早退した。
「・・・大丈夫かな?あの子・・・」
ペンをくるくる回しながら、俺は呟いた。
「あれー?会長どうかしたんですか?」
俺に声をかけたのは、会計の八坂だ。
「ああ・・・実はかくかくしかじかで―――」
俺は、朝あった出来事を全て話した。
「・・・?」
八坂は首を傾げている。
「・・・どうした、八坂?」
「いやー・・・その子、名前は?」
「名前?小早川さんって言う人だけど。」
「あー・・・ウチの後輩のクラスメイトっすねー。」
「あ、そうなんだ。」
俺は、そう言ってまた書類を書き始める。
正直、書類なんて見飽きた。
ふと、俺は疑問が浮かんだ。
「・・・なぁ、八坂。」
「はい?」
「お前の言った後輩ってどんな奴だ?」
「ああー・・・田村ひよりっていう後輩なんですけど・・・」
ふーむ、田村ひよりか。
「そうか・・・お前の後輩ならどうせアニ研に絡んでるんだろうな。」
「うっ・・・まぁそうですけど・・・」
八坂は苦笑しつつ電卓を打ちながら答えていた。