らき☆のべ
ゆたか編 7P
最終更新:
lakcy
-
view
「さ、ここだよ。」
階段を上がって、小早川さんの部屋の前に着いた。
扉には「ゆたかの部屋」と書かれた板が掛けられていた。
泉は扉をノックした。
「ゆーちゃん。起きてる?」
ちょっと間が空いて、返事が聞こえた。
「うん・・・どうしたの、お姉ちゃん?」
「あー、お見舞いに来てくれたよ。ゆーちゃん、驚くかもよ~?」
泉はこっちを見ながらニヤニヤしている。
くっ・・・この野郎・・・
「うん・・・入れてあげて~・・・」
かなり弱っているような気がするが。本当に大丈夫か?
「じゃあ、入りなよ。ただし、あまり騒がないでね?」
「分かっている。俺を子ども扱いするんじゃない・・・」
俺は溜め息をついた。その時だった。
「おーい、こなたお客って・・・あ。」
俺は目の前の人物を見て驚愕した。
「長瀬・・・。」
「おう、八島じゃねぇか。どうしたよ?」
長瀬桜花・・・・こいつは意外な人物が出てきたな。
「ま、俺は単なる見舞いだが。お前はどうして?」
「いやー、こなたからオタ―――」
「ほぁたっ!」
バキィ!
「ぐはぁあああ!?」
「余計な事は言わなくて良いの!桜花、もう私の部屋に居て!」
「分かりましたぁああ!」
長瀬は足早に去っていった。
お前もその道を歩むのか。長瀬ーーー!
「お姉ちゃん・・・?早く入れてあげなよ・・・?」
小早川さんの声がした。
泉は慌てて返答する。
「あっ、ごめんゆーちゃん!じゃ、入りなよ。私は・・・」
「無理して言わなくてもいいぞ?」
仕返しだ。嫌味ったらしく言ってやった。
泉は顔を赤くしてそのまま行ってしまった。
「じゃ、入るか。田村さん?」
「あ、了解ッス~」