らき☆のべ
ゆたか編 8P
最終更新:
lakcy
-
view
俺は一応ノックして小早川さんの部屋に入った。
「よっ、大丈夫か?」
小早川さんは相当驚いたようだ。
「せっ、先輩!?どうして来たんですか?!」
「どうしてって・・・人として当然だろう。あんな目の前で倒れられたら・・・心配にもなる。普通は。」
「そ、そうですか・・・ありがとうございます。」
小早川さんは顔を赤くした。
何故照れる必要があるのか、俺には理解に苦しむ。
「あ、小早川さん。見舞いの品を持ってきたよ~」
田村さんはそう言って青い袋を取り出した。
「わぁ、ありがとう。開けていいかな?」
「いいよいいよ~。」
小早川さんはにっこり笑って青い袋を開けた。
「・・・本?」
ん?本?見舞いに?
「ああああああ!ごめんっ!そっちじゃないーーー!」
「ひゃぁっ!?」
田村さんは慌てて小早川さんから袋を取り上げた。
「あ、こっちこっち!」
田村さんはもう一つ、違う青い袋を出し、中身を開けた。
「わぁ、手紙だ。」
小早川さんはまたにっこりと笑った。
「・・・手紙か。クラスメートからの寄せ書きとか?」
「その通りっス、先輩。」
「へ~・・・やっぱり、みなみちゃんのは無いか・・・」
「いやー、それは流石に・・・」
そんなやりとりが続いた。
俺はこっそり田村さんに聞いてみた。
(・・・あの間違えたっていう青い袋はなんだったんだ?)
田村さんは華麗にスルーした。
ま、八坂の後輩だしな・・・だいたい予想はつく。
田村さんは何やら呟いている。注意して聞いてみると・・・
(危なかった・・・純粋な小早川さんにBLの本を間違えて渡すなんて・・・一生の不覚!小早川さんなら気絶しかねない・・・アニメイトとそっくりな袋だったからってぇ・・・)
そういうことだ。うんうん、分かってた分かってた。