らき☆のべ
SPY2
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lakcy
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キョン。
本名は都合により伏せる。
彼は、私のように超常的な能力を持っているわけではないにも関わらず、
涼宮ハルヒに選ばれた未だ謎の有機生命体。
ちなみに、私のバックアップの朝倉涼子に命を狙われた。
涼宮ハルヒに選ばれた未だ謎の有機生命体。
ちなみに、私のバックアップの朝倉涼子に命を狙われた。
今、彼は私の貸した本を読んでいた。
ページを繰る頻度よりも欠伸の頻度の方がいくらか高い。
ページを繰る頻度よりも欠伸の頻度の方がいくらか高い。
従って、私の貸した本にあまり興味はなさそう。残念。
それでも、頑張って読んでくれているのを見ていると・・・
何故だか嬉しいという感情?
それでも、頑張って読んでくれているのを見ていると・・・
何故だか嬉しいという感情?
「ん?どうした、長門?」
「何も」
彼に向けていた視線を愛読書へと戻す。
今この文芸部部室には彼と私しかいない。
涼宮ハルヒは機嫌を悪くし帰り、古泉一樹も涼宮ハルヒが原因の閉鎖空間の抹消に向かい、
朝比奈みくるは同級生と出かけている。
涼宮ハルヒは機嫌を悪くし帰り、古泉一樹も涼宮ハルヒが原因の閉鎖空間の抹消に向かい、
朝比奈みくるは同級生と出かけている。
私は愛読書に栞を挟み、帰り支度を始めた。
それと同時に、彼も帰り支度を始める。
それと同時に、彼も帰り支度を始める。
いつの間にか私は部室の風景となり、部活時間を知らせる人形のような存在になっていた。
それは無関係。
私の義務は涼宮ハルヒの観察、そして情報統合思念体に観察した記録を報告すること。
それは無関係。
私の義務は涼宮ハルヒの観察、そして情報統合思念体に観察した記録を報告すること。
何かが変わるわけではない。
「じゃあな、長門」
「さよなら」
部室から出て行く彼の後姿を見てふと、私は思った。
有機生命体の観察記録をとってみる、ということ。
私は鍵を職員室に返し、彼の後を尾けることにした。
午後5時32分23秒。
彼は別段何か変わった事をするわけでもなく、歩き続けていた。
正直、地味。
正直、地味。
観察は極めて退屈。
涼宮ハルヒの観察の方がいくらか喜怒哀楽の楽という感情が沸く。
涼宮ハルヒの観察の方がいくらか喜怒哀楽の楽という感情が沸く。
観察の打ち切りをしようとしたその時、彼は帰りのスーパー(私が常連。)に入っていった。
「・・・・・」
私は彼の後を追った。
店内では、既にタイムサービスが終了した直後。
私ならスルーする時。
私ならスルーする時。
入る価値なんて無いと思われる。
「居たっ、おい!」
突如声がした。
彼を見てみると、彼の妹の姿が見えた。
彼を見てみると、彼の妹の姿が見えた。
「ったく・・・ホラ、帰るぞ」
「ううっ・・・へぐっ・・・」
泣いている。
「お前がタイムサービス何かに行っても何も取れるわけ無いだろ。怪我しなかっただけマシだ」
タイムサービス。
もう少し補足するならそのタイムサービスは主婦の間では一週戦争と呼ばれる。一週間に一度だから。
私なら有機生命体に入手可能な商品の量を遥かに凌駕することが可能。
それは彼の妹には不可能。確かこの前のタイムサービス終了直後にも啜り泣きをする
少女を見た記憶がある。それも印象的な髪形をした。
つまり、今回の彼女の失敗も予測が可能。
もう少し補足するならそのタイムサービスは主婦の間では一週戦争と呼ばれる。一週間に一度だから。
私なら有機生命体に入手可能な商品の量を遥かに凌駕することが可能。
それは彼の妹には不可能。確かこの前のタイムサービス終了直後にも啜り泣きをする
少女を見た記憶がある。それも印象的な髪形をした。
つまり、今回の彼女の失敗も予測が可能。
記録。彼はタイムサービスに失敗を重ねる妹の姿を予測し、それを助けに来るスキルがある。
意味の無さは半端無い。
午後5時46分38秒。
彼は妹を背負って家に到着していた。
「・・・で。長門」
急に私の名前を口にした彼は、こちらへと向かってきた。
回避は不可能だと思われる。
回避は不可能だと思われる。
彼は私の目の前に現れ、
「何だって俺を尾行する?」
と言った。
「・・・何で分かったの?」
「何でって・・お前ずっとペラペラ喋りながら付いてくるから」
不覚。情報を伝達するには言葉を発することが必要不可欠・・・
私は観察対象に近づきすぎていた。
私は観察対象に近づきすぎていた。
「やれやれ、やっぱりお前は不思議な奴だな」
微笑みを浮かべて、彼は家へと入って行った。
別れ際に、
「じゃあな」
と言って。
私は、その場に立ち尽くしていた。
記録。 インターフェースに恋愛という現象は発現する?(保留)
===END===