8-3開始時
【雪之介】
妖四郎様。▼
【妖四郎】
……なに事だ?▼
今は、大巫女の力を試す
儀式の準備の最中なるぞ。▼
邪魔立てする程の大事か?▼
【雪之介】
それが、この城に徳川の手の者が
向かっているとの事でございます。▼
【妖四郎】
なに?
ついに大軍を出して来たか?▼
【雪之介】
いえ……、忍が一匹。▼
【妖四郎】
……ふっふっふ。
忍一匹で何が出来る。▼
【雪之介】
たしかに、そのように
思われますが……。▼
万が一の事があるやも……。▼
計り事も大詰めのこの時に
慎重に慎重を重ねるが良いかと。▼
【妖四郎】
うむ……、たしかに。▼
【雪之介】
では私めが……、▼
【妖四郎】
……いや、お前には
やってもらう事がある。▼
お前は、大巫女の力全てを解放する
ための、祭壇の準備に向かえ。▼
【雪之介】
しかし、それでは、城が手薄に。▼
【妖四郎】
三姉妹を呼び戻しておる。▼
与えた魔霊の力もろくに使えず、
敗れて逃げ帰った愚か者ゆえ、▼
斬って捨てようかと思ったが……、▼
忍一匹なれば、ヤツらでも
事足りるであろう……。▼
【雪之介】
しかし……。▼
【妖四郎】
ヤツらは、失っても困らぬ駒。▼
万が一の時は、我がいる。
この妖四郎では不安があるか?▼
【雪之介】
いえ、めっそうもございませぬ。▼
【妖四郎】
では、準備に向かえ。▼
【雪之介】
は!▼
【妖四郎】
さて、こちらも事を進めよう……。
ふっふっふ……。▼
ボス戦開始前
【彩女】
待っていたわよ。▼
【楓】
やっと来たか!▼
【小梅】
ここから先、夜美城へは、
行かせないよ〜だ!▼
【影】
お前たちは!?▼
く! しょうこりもなく、
現れたか!!▼
【楓】
この間は、ちょっとばかりの後れを
とっちまったけど……、▼
【彩女】
今度はそうはいきませんよ。▼
【小梅】
そーだ、そーだ!
オマエなっかやっつけてやる!▼
【影】
くッ、魔霊三人相手とは……。▼
しかし、我はこんなところで死ぬ訳
にいかぬ。霧姫様を救うまでは!▼
【楓】
そうはいかないよ!▼
【彩女】
私達も、もう後がないのでね……。
遊びはしないわよ。▼
【小梅】
オマエをやっつけて、妖四郎さまに
みとめてもらわなくちゃ!▼
【彩女】
魔霊三姉妹、長姉、魔珠の彩女!
……参る!▼
【楓】
次姉、式神の楓!
……参る!▼
【小梅】
す、末っ子、爆炎? の小梅。
……参るぅ!▼
【影】
影……、参る!!!▼
ボス戦終了後
【彩女】
すみませぬ、妖四郎様……。▼
戦乱に巻き込まれ、死のふちの私を
その力で救って頂いた恩を……。▼
【楓】
すまねえ、妖四郎様……。▼
侍崩れの野盗に襲われ、死にそうな
あたいに、力をくれた恩を……。▼
【小梅】
うっ、うっ、妖四郎さま〜。▼
人買いに売られ、辛さで身投げした
小梅を助けてくれたのに……。▼
【彩女】
お返し出来ませんでした……、▼
うぅっ!▼
【楓】
返せなかった……、▼
ぐふっ……。▼
【小梅】
小梅、何も出来なくて……、
ごめんなさい……。▼
それと、彩女お姉ちゃん、
楓姉ちゃん……、▼
血のつながらない小梅を、本当の
妹のようにかわいがってくれて、
ありがとう……。▼
あぅぅ……。▼
【影】
……おのれらにも、戦う理由が
あったのだな……。▼
……しかし、か弱き霧姫様を
さらい、その力を利用し、▼
世を混乱に巻き込む所行、
許す事は出来ぬ……。▼
花を手向ける事も出来ぬが、
許せ……。▼
最終更新:2008年03月16日 14:37