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2009年6月19日の日記より一部抜粋 記述者:鏡


さて、Aの遭遇した事件で、Aが瀕死の重体で警察に保護され救急車で搬送されるまでの残酷な顛末は、残念ながら全てでんこのブログ記事にあった通りです。


本当に私も深夜に駆けつけた病院で、でんこから一連の話を聞いた時に血の気が引きましたし、翌日に真顔のAの口から、例の「壁と卵」に通じる言葉での健気な"決意"を聞いた時には、でんこ共々マジで涙が止まりませんでした。

「いやいや、実は私が想像以上にかなり丈夫で、そうそう死にそうにないってことが今回よ~く分かったから! …だしね?」
「これ以上、体に傷が増えるのだって何てこと無いし!」
「よゐこと婦女子は絶対に真似しちゃダメだからね!!?」などとAは茶化して言ってましたけど。


関連した件でもう一つ私が戦慄したのは、Aがマンション室内で男と数十分に渡り正に命懸けで格闘した後で、とうとうAが出血多量で気を失いかけた時のリアルな話でした…。(…つか、そんな夜間にそこまでの大騒ぎしてるんだから、マンション住人も警察に通報してくださいよ…! お隣や下の階の住人は在室だったそうだし。)


Aが何となく迫る死を覚悟して遠のく意識の中で見たものは、理不尽で凶悪な行為でAの動きを封じたと確信した男が"取りあえず(?)男として"長い期間を掛けて横恋慕した"想い"を遂げようとする浅ましい姿だったそうです。

「初めから言う事を聞いて(結婚してくれて)いれば、こんな痛い思いをしなくて済んだのに…」などとふざけたことを言いながら、男がおかしな様子を見せ始めた途端に、Aは完全にブチ切れて逆上したそうです。 
…ある意味、純潔"戦乙女"の覚醒?

(ちなみにリアルな話、最初に受けた一撃から体が無意識に臨戦態勢に入ったらしく"強く叩かれたような衝撃"だけで、その後も刺されたり切られたりの"痛み"は一切感じなかったそうです。 天然の脳内麻酔、恐るべし!)


その窮地に、Aは"このままここ(一人暮らしのマンション)で死んで、こんな下らない男の辱めを受けるくらいなら、無茶をして肺が潰れようと死ぬ気で大通りまで走って大衆の面前でぶっ倒れて大の字で死んでやる!"と思ったそうで。 すると途端に全身が軽くなって、男の拘束を振り切って、そのまま普通に隙をついて外に走り出し裸足で全力疾走できたそうです。 

「…何も"大の字"で倒れなくても…」などとおかしな突っ込みをして肺に穴の開いているハズのAを爆笑させてしまい大ダメージを与えてしまった覚えが……。

その時にAが丁度ネコを飼ってなかったのも本当に奇跡的なラッキーでした。("ネコ好き"とは、自分の命が掛かっていても危険な場所に愛猫を置いて自分一人では決して逃げられない健気な生き物なのです…。)


"少なくとも人の目に触れる場所でなら、その男の理不尽な陵辱は避けられる"という判断で、結果的にスゴく奇跡的な状態でAは一命を取り留めることができたということですよね…。

それまでAは「死ぬときは砂漠の真ん中みたいな、人目に付かない場所で誰にも看取られずに人知れず死にたい」なんて飼いネコ(自分の死期を悟ると行方をくらます…って言いますよね。)みたいな事をマジで言っていましたが、あの時ばかりは真逆の判断をしてくれて本当に良かった…!!!

正に"戦乙女の純情"的、熾烈で壮絶なエピソードです。


まだまだ人間のできていない未熟者の私には、Aのようなレベルで常に"知らない誰かの盾"となる覚悟など到底ありませんが。 
Aからその「壁と卵」に通じる話を聞いている間に、こんなAだけは何があっても絶対に私が守る!!! と、本気で思いました。 
思ってました。マジで。 
(ま、言ってしまえば今だって思ってますけどね!)

…私もでんこに負けず劣らず青かった…!!! 
あの頃はまだ私もギリでティーンだったしね。 その年頃に有りがちな感受性… っていうか。(どう弁解してもイタい……)

…実際は多分ろくに役にも立ちはしないんですけど…。


刑事さん達が「犯人は2~3ヶ月で"退院"してくる」「引っ越しを含めて自衛手段を取った方が良い」と色々教えてくれました。

当時は、男がまた執拗にAの身辺を探ろうとするのが目に見えてましたので、取りあえず思い切って私が一人暮らしをしていた小さな部屋を引き払い、私の名義で少し大きめのマンションを借りて、Aと一緒に暮らし始めました。

万が一の時に、すぐに駆けつける事が出来ない体験は痛かったです。
現場検証を終えたでんこから連絡をもらった時の不甲斐なさったら…!!!(念の為、新しいマンションは当時でんこの住む部屋からかなり近い場所を選びました。)

色々と別件で物騒なこともあり、その頃から私はボクササイズや護身術系のフィットネスにハマり、体を鍛え始めたワケですが…。
その後ワリとすぐに、私が"体を張っても絶対に守るべき"Aは運命的な出会いにより他に頼りがいのある素敵な人に惹かれ…。

必然的に私はまたそこで一人暮らしになりましたとさ……。

まぁ …元々が私名義だったしね。 問題はないんだけどね。
(当時にAから色々と提案してもらったんですが、私がそのマンションを気に入っていて、一存でその部屋に居残りました!)
その頃から、今に続く"ほぼでんこと同居状態…"と、私の"お家賃貧乏"伝説が始まったわけです。

その頃は本当にAに心から安心して欲しくて、自分に"甲斐性"のようなものが欲しくて、がむしゃらに漫画を描き、がむしゃらに体を鍛えまくっていました…。 

いつAが帰って来ても大丈夫なように… などと、Aにとっては縁起でも無い理由で広い部屋に一人で住んでいる内に、犬ネコの家族ばかりが爆発的に増えました♪

何となくその後もボクササイズは続いてます。
…今や、ムダに割れた腹筋が虚しいっちゃ虚しいですが、飛躍的に健康的(見た目にも)になれた気がするので良しとしなくては…。
本当に当時は「イヤ、私は体が弱いので…」などとは言ってられない心境でした。 人間、やる気になればやれるもんです…。
最終更新:2009年10月20日 12:55