この神器の呼び名は多々あり、 また、そう呼ばれる剣が他にも複数存在していた。 そもそもこれらの名前の全ては、古代日本においての 『名刀の総称』であり、優れた剣は全てこの名で呼ばれていた。 それ故に同名の剣が複数存在しており、 またその『形』以上に『名前』こそが重要であった。 しかし、これらの神器の模範対象となるものが存在する。 『神器の原点』と呼ばれるその剣はこの世に一振りしか存在せず、 存在を知る者は皆、歴史の波の中に消え去り、 既に未来に伝える伝手は亡くなっていた。 その剣こそが、この『蛇叢剣』であった。 ―「鏈縁蛇叢釼」etc_le02.txtより